2026年度グッドデザイン賞「混跡の住処」| 受賞歴 | 平成建設

混跡(こんせき)の住処 GOOD DESIGN AWARD 2026
「住宅」

混跡の住処

素材の力強さと職人の手跡を響き合わせ、正しく古びることを美徳とする空間

多種多様な素材が宿す、根源的な力強さとありのままの質感を響き合わせ、空間の骨格を構築した住処の計画。 「混跡」という名に込めたのは、主材である混凝土(混)に刻まれた、職人の手跡(跡)である。
塗装業を営み、数多の現場を知るクライアントは、完成時をピークに「経年劣化」の一途をたどる工業製品主体の建築に対し、ある種の違和感を抱かれていた。 求められたのは、単なる効率の追求とは対極にある、人の体温が息づき、歳月を重ねるほどに生命力を増していく根源的な居場所としてのあり方である。 この切実な問いに対し、歳月を重ねるほどに正しく古びる経年変化を美徳とする空間を構築。 3種の型枠を用いた混凝土の表現や職人との対話を通じ、生命力を増していく根源的な居場所と、住まうことの本質的な豊かさを追求している。 工業化された現代建築への応答として、機能や効率の先にある素材本来の風合いに包まれる心地よさを追求し、家族の日常とともに味わいを深めていく住まいを目指している。