ーHEISEI DAIKU MIND × SDGsー

2017年から実施されている現在の外国人技能実習制度は、「国内の技能、技術又は知識の開発途上国等への移転を図り、当該地域の経済発展を担う『人づくり』に協力すること」が目的とされています。
当社でもその制度の趣旨に賛同し、型枠工事や鉄筋工事を行う多能工の部門において2024年6月にミャンマーから5名の実習生を受け入れ、2025年末時点で1年半の実習を継続しました。
受け入れ開始直後は言語の壁も少なからずあったものの、翻訳アプリなども駆使しながら着実に技能を伝達。今では現場での工事作業にもだいぶ慣れてきて、他の社員と日本語で冗談を言い合えるぐらいにまで馴染んでいます。
また、技能の習得のために日本まで渡ってきた実習生たちはとても熱意に満ちあふれており、指導を務めるベテラン社員にとっても、互いに成長を実感できる非常に良い機会になっているようです。

年に3~4回、社外の有識者を招いて社員向けに講演を実施いただく講演会を企画・開催。日頃の業務では社内の情報が中心になりがちな社員に対し、社外の知見とつながる機会を設けることで、社員の知識・意識の増強や、モチベーションの向上に寄与することを目的としています。
また、ただ単に「講演を聞くだけ」で終わりにしないように、各回の後半では参加者をテーブルごとに分けてグループトークの時間を設定。講演を聞いて得たことや感じたことを語り合い、互いの理解と認識をさらに高め合っていく場として、イベントの呼称も「トークサロン」という語を使っています。
これまでの開催では建築家や大工棟梁など、建築業界と関わる立場の方を講演者としてお招きしていますが、今後はさらに建築以外の業界の方にも範囲を広げて、幅広い知見とつながることを目指しています。

社内では以前からも「社員同士での趣味の繋がり・活動」は少なからず存在していましたが、2025年からはついに会社として公式での「社内クラブ応援制度」がスタート。
社員の “refresh”(元気の回復・健康増進)と “cooperation”(協力・連携)に寄与するグループ活動を会社が公認・バックアップする制度として運用が開始されました。
各グループ活動は参加者数と活動頻度に応じて「クラブ」と「サークル」に分類。会社への活動報告を元に、2025年末時点では9つのクラブと5つのサークルが認定されています。
スポーツやランニングによる社員の健康増進、あるいは読書や建築探訪による知識の増強など、さまざまな物事に意欲的に取り組む社員を応援することで、今後も社内の活性化とウェルビーイングの実現を図ってまいります。

「龍勢(りゅうせい)」とは、竹や木の筒に火薬を詰めて打ち上げる、日本の伝統的なロケット式の花火のことです。地域等に応じて「流星」と表記されることもあります。
現在、国内で伝統行事や神事として龍勢(流星)の打ち上げが続けられているのは5箇所ほどに留まり、貴重な伝統文化の一つとなっています。そのうち、静岡県静岡市の草薙神社で秋の例祭に合わせて実施・奉納される龍勢は、「草薙神社龍勢花火」として静岡県の民俗文化財にも指定されています。
現在は草薙神社の例大祭に合わせて毎年9月下旬に「草薙大龍勢」という名で行事が開催され、当社も10年以上前から献発者として協賛を続けています。
地域社会の一員として行事に参加するだけに留まらず、古くからの伝統ある文化財を守り、未来に残す活動に貢献するためにも、今後も引き続き協力・支援してまいりたいと思います。

当社が静岡県三島市内で運営する「根継商店」では、施設内での木工ワークショップ開催や作業場の貸し出しのほか、地元・三島市と協働した活動も数多く行ってきています。
特に2025年には、三島市民体育館の大規模改修に伴い、解体された古い床材をアップサイクルして再活用する取り組みなどにご協力いたしました。
また、市内の各所に誰もが閲覧可能な絵本を設置する「まちかど絵本箱」の制作をしたり、市内の小学校での図工学習用として木の端材を提供したりなど、三島市の行政・企業・教育機関と連携した数多くの活動を継続的に実施しています。
根継商店のコンセプトである「ものづくりを通じてヒト・モノ・コトが繋がる場所」を実現し続けるためにも、今後も地元の各団体との積極的な協働を継続してまいります。

「根継商店」での社外団体との協働活動の一つとして、シニア向けの木工ワークショップも実施中。シニア支援に携わる方から「地域に開かれた継続的な交流の場を共に創りたい」といったお声掛けをいただき、「木工カフェ」として毎月開催しています。
高齢化が進む現代では、高齢者が自宅にこもりがちになり、人と会話する機会の減少・心身の活力低下などを招いてしまうことは、大きな社会課題の一つと言えます。木工カフェでは、季節の飾り物や実用的な小物を木材で制作するワークショップを行い、参加者同士やスタッフとの交流の場を提供することで、高齢者の社会活動参加を促し、生きがいと活力を生み出すことを目指しています。
また、会話による脳の活性化はもちろんのこと、木材を通じて木の温もりや香りに触れることも、認知症予防に効果がある可能性が研究でも示唆されています。この取り組みを効果的に行うため、根継商店のスタッフのうち2名が認知症サポーター養成講座を受講し、高齢者も楽しめる木工ワークショップを展開しています。