WORK 180
多種多様な自然素材が持つ⼒強さと、職人の手跡を響き合わせ、空間の骨格を構築した住宅です。コンセプトの「混跡(こんせき)」という名には、主材である混凝土(コンクリート)に刻まれた「職人の手仕事の跡」という意味を込めました 。
歳月を重ねるほどに風合いを増していく素材に包まれ、家族の日常とともに住まいの味わいが深まっていく。機能や効率の先にある、生命力を感じるような根源的な居場所を追求しています。
写真:傍島利浩
コンクリートの壁面が静かに佇む北側外観。無機質な素材の中に宿る、作り手の体温を感じさせる質感。
北側外観(夕景)。壁面の微細な凹凸が柔らかな陰翳を纏い、光を静かに映し出す。
壁面は、型枠に質感の異なる3種類のべニアをランダムに割り付け、アクムラを許容。転写された木肌や自然な色ムラを、素材固有の表現として意図的に引き出した。
広々とした中庭。外部からの視線を遮りながら、空と光を贅沢に取り込むプライベートな屋外空間。
中庭には、グリーンのタイルが映えるアウトドアリビングを設けた。
ライトアップによって幻想的な表情を見せる夜の壁面。
2階の開口から朝日が差し込み、美しい陰翳を創り出す。
高さ5.3m、約36帖のリビング。漆喰・石・混凝土・木材といった、異なる自然素材が使用されている。
リビングの大きな開口の先には中庭が広がっている。
タイル・木目・混凝土が美しく調和する水回り。収納は大工による造作家具。
浴室から洗面まで連続する、鮮やかなグリーンの輸入タイル。
リビング奥の階段から2階へ。階段脇の壁面は職人が丁寧に作り上げた石張りとした。手摺りの支柱には空気に触れ、段々と色を変える真鍮を採用。
2階東側には大きな開口を設け、中庭へと続く書斎を設けた。
書斎から1階を見下ろす。多種多様な自然素材が共演した大空間。これらの素材が「正しく古びる」ことで、住まうことの本質的な豊かさを体現する唯⼀無⼆の住処となった 。
和知 祐樹
木工事:小川 毅 高橋 亘 RC:眞田 芳生 鈴木 慎一郎
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