2016年の発足以来、本社間近にあるワークショップスペース「netsugi café」での定期的なワークショップのほか、地域の小学校や沼津市と連携した木工体験ワークショップなどを数多く実施。最近では「THIS IS NUMAZU」や「辻堂ローカルマーケット」等、各地で開催されるイベントへの出張ワークショップも行うなど、産学官民連携のパートナーシップの実践に取り組んでいます。
また、建設現場で出た端材の再利用や、静岡県産の間伐材の利用にも取り組んでおり、資源の有効活用をしながら「ものづくりの楽しみ」をお客様とともに分かち合う場にもなっています。
1階部分に服飾店を併設したマンションの建設工事にて、デニム生地を貼り付けた型枠を使用することで、コンクリートの表面にデニムの皺と質感を表現。
このような新たな施工技法のアイデアを生み出し、職人の手によって実現することができるのも、当社の「建築工程の内製化」ならではです。
老朽化が進んでいる旧社屋に代わる新たな社屋を、2020年3月竣工を目指し建設中です。
新社屋は省エネルギー性に配慮し、一次エネルギー消費量の収支を50%以下とする「ZEB Ready」の認証を取得予定。ただやみくもに新しい建物を建てるだけではなく、長きにわたって快適かつ省エネな建物をつくることが、持続可能なまちづくりに繋がることにもなります。
また、新たな社屋では各部門間の交流を図る内装レイアウトを取り入れるなど、社員の働き方にも配慮した設計がなされています。
当社の施工エリアである静岡・神奈川・東京を飛び出して、滋賀県近江八幡市のまちづくりプロジェクトに、市のパートナー事業者として参画しています。
近江八幡市や京都大学、地元の工務店などといった様々な主体と協働して進める産官学連携のプロジェクトは、まさに「パートナーシップ」の実践の場です。
2020年3月に竣工予定の新社屋にて、4月より新たな働き方がはじまることとなります。
2階の中央にラウンジスペースを設け、各部門の社員間の日常的なコミュニケーションを活発化させるような建築設計計画となっていますが、実際に新社屋をどのように活用するかは、社員ひとりひとりの心掛けと行動次第。
「HEISEI DAIKU MIND」を体現する働き方ができるように、社員一同努めてまいります。
建物の新築工事においては、まず「基礎」をつくるために地面を掘るところから始まりますが、「地面を掘った結果生じる『建設発生土(残土)』をどう処理するか」といった問題もまた、建設会社にとっては避けられない課題の一つとなっています。
そこで、建設発生土を少しでも有効に利用する一つの方法として、「良質な建設発生土を利用して既存の耕作放棄地を整備し直し、市民農園として再活用しよう」という構想が浮かんできています。
建設工事で生じた土から、新たな農業コミュニティが生まれる日が来るかもしれません。