平成建設のリフォーム
平成建設のリフォームは、単なる機器交換ではなく、暮らし方を変えるトータルリフォームです。
間取り変更 耐震改修 耐力壁 アクセントウォール 和モダン
お施主様は、老朽化と不便さから既存住宅を解体して新築することをお考えでしたが、同時に日本家屋の趣溢れる建物を残したいという気持ちもお持ちでした。
そこで、補助金事業を活用した耐震補強で安全な構造を、動線を整理することで使い勝手の良い間取り変更を、断熱改修によって暖かい空間をご提案。往年の佇まいを残しつつも快適な住まいに生まれ変わりました。
実際に耐震診断調査を行ったところ、既存の筋交いが柱の途中で止まっていたり、南側の殆どが開口部になっているなど、想像以上に弱い構造であることが分かりました。
このため家の中央に補強壁を設ける必要が生じ、構造とデザイン、使い勝手、空間としての役割などをすべて考慮した、多面的な耐震補強を計画しました。

日本家屋の趣を強く感じる玄関ポーチは、そのままの雰囲気を残すために傷んでいる部材を交換するにとどめました。
防犯面を考慮して、内鍵のみだった玄関引戸は外側からも施錠できるシリンダー錠に交換しています。
時を重ねた建物独特のレトロな雰囲気は、まさに唯一無二の宝物。

当初の予定では玄関回りは施工範囲外でしたが、隣接するLDKとサニタリールームを改修する際に建具を変更するため、新旧の調和がとれるよう調整しました。
天井と壁、下足入れの面材を新しいものに変え、変更した扉のデザインに合わせて、壁の一部にレトロ感漂う凹凸のある白タイルを用いています。

既存の間取りではリビングとダイニングキッチンは廊下によって分断されており、北側の暗くて寒いダイニングキッチンが実質的なLDKとして使用されていました。
そこで、廊下を廃してキッチン・ダイニング・リビングを一つの空間に統合。耐震補強上必須となった壁をアクセントウォールとして活用しつつ、緩やかに視線を遮ること、LDKを上質なデザインで纏めることで、リビングに客間としての役割も持たせています。

かつて廊下の先にあった二間続きの客間は、リビングに客間の機能を持たせたことで、プライベートな空間として有効に活用できるようになりました。
既存建物には一般的な建物より1m長い柱が使用されており、更に巨大な小屋裏空間も有していました。LDKはその空間を取り込むことで、3.4mという驚きの天井高を実現しています。

壁付けから対面式に変更したキッチン。キッチンカウンターにはアクセントウォールと同じ壁紙を使用しました。
正面の扉は玄関とサニタリールームへと続いていますが、そのどちらも窓がないため、扉上部に欄間ガラスを採用して採光を確保しています。
壁の一部には壁紙と同色の凹凸があるエコカラットを採用し、上質な空間を演出しました。

奥行きのあるLDKのため、ダイニングキッチン周辺は暗くなりがちです。そこで上部に3連のトップライトを設け、明るさと風通しを改善しました。
天井には2台のシーリングファンを設置し、広い空間の空気を撹拌して室内温度を均一にしています。ちらりと顔を覗かせる既存の梁が丁度良いアクセントとなりました。