人形師 中村信喬 美の世界展

  • 2015.2.10~2015.2.26(日曜休館)
  • 10:00~18:00
  • 平成記念美術館 ギャラリー
  • 無料

中村信喬は1957年福岡市に生まれました。人形師 中村筑阿弥を祖父に、福岡県無形文化財保持者 中村衍涯(えんがい)を父とし、その長男として修業を積んできました。

古来より人形は、信仰、呪術の用具として神と密接に結びついています。病気や災厄に際して不安な気持ちになったとき、人々は人形に祈ったのです。
人々に心の拠り所を与えることが人形の役命であり、人形師は神聖な職業でした。

現代においても、安らぎ、感動、共感、力を与え、時として戒めてくれる人形藝術。人形造形師 中村信喬は、思いを込めて毎日人形を作り続けています。
本展では代表的な作品とともに、なかなかご覧頂けない数々の名作を展示致します。

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中村 信喬 Shinkyo Nakamura

  • 日本工芸会理事
  • 日本工芸会人形部副幹事長・副部会長
  • 日本工芸会西部支部副幹事長
  • 九州産業大学芸術学部 
    美術学科造形彫刻コース 非常勤講師
略歴
1957 福岡市に父(故)二代目人形師 福岡県無形文化財保持者 中村衍崖(えんがい)の長男として生まれる
1979 九州産業大学芸術学部 美術学科 彫刻専攻(木彫)卒業
1983 林駒夫に入門師事、西部工芸展 初入選
1997 伝統工芸人形展 「文化庁長官賞」
1999 日本伝統工芸展 「高松宮記念賞」
2011 伝統文化ポーラ賞「優秀賞」
ローマ ラ・ルーチェ展出品
ローマ法王 拝謁・作品献上(伊東マンショ像)
2013 福岡市文化賞

「蒼穹」h39.0cm

「法隆寺献納」h36.0cm

「遠山青翠」h36.0cm

「大唐の楽」h21.5cm