WORK 70
自治体の「保存樹木」の認定を受けた桜の木を、とても大切にされているお施主様。 自治体の管理に任せるだけでなく、時にはご自身で業者を呼び、診断や手入れをされているお施主様からは、当然のように「桜がきれいに見えるような外観イメージで」というご要望がありました。 建物のレイアウトや外壁の色彩計画は全て桜ありきで計画されたもの。 自由設計の強みが存分に活かされた、「桜と共に在る」デザインのマンションです。
桜の周りには十分な空間を設け、バルコニーの吹き付けタイルは青とも緑ともとれる複雑な色を選択。
建物の外装の色は、桜のピンクに合わせた。満開時はさながら桜を咲かせたキャンバスのよう。
アプローチは足元や庇にライン性を持たせ、自然と視線を奥へと誘導するよう計画。
館名の「グラン・スリジェ(grand cerisier)」はフランス語で「大きな桜の樹」という意味。
建物北側にある公園の樹木を風景に取り込んだ、開放感のあるアプローチ。
共有エントランスの鍵は、シリンダー交換なしで鍵を変えられるチェンジブルキーを採用し、セキュリティー性能を維持しながらも鍵交換の手間やコストを最小限に抑えた。
アプローチの奥に設けた駐輪場。都市部では必須となりつつある設備。
1階住戸は往来との距離が近いため、プライバシーへの配慮と外観デザインを勘案し、目隠しとして格子を設けている。
淡い色彩でまとめた各戸の浴室。
オーナー住戸は、玄関に専用のエレベーターが直結している。
桜の木が間近に迫るダイナミックな景観が魅力のオーナ住戸のバルコニー。
2階バルコニーからは、シンボルツリーの桜を間近に眺めることができる。
記野 芳則 西山 恵美子
木工事:金井 良介 RC:眞方 和昭、駒形 直人
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