WORK 179
パターン化や設計士のデザインが優先される現代において「ものづくりの魅力」を追求した唯一無二の建物。職人とデザインを検討する作り手たちの「楽しい」が体現された建物は、独創的であり柔らかな印象を与え、人を惹きつける。建築工程の内製化を果たした建築会社が成す、人の思いをつなぐ「バンレーラ鷹番」は後世に続く価値ある宝となる。
外観は住戸の区切りや不要な線を取り去ることで、建築を単一のボリュームへと集約。随所に光るディテールは、コンクリートを知り尽くした自社職人の技術力の結晶。
部屋やバルコニーなどで区切られる賃貸住宅にありがちな反復的な意匠ではなく一つの塊としての純度を高めた。
館銘板。雀のお宿のモデルとなった地域の歴史から、竹をモチーフとした色や表現を取り入れ、この地域の歴史の継承にも寄与した。
建て替えにあたり、敷地内にあった植栽や庭石、瓦や灯篭などを外構の中に随所に配置。土地の歴史を継承した。
和の風情が漂うエントランス。旅館に訪れた際のような高揚感と安らぎを、というオーナー様の想いに応えた。
構想段階から職人が参画したことで既存宅から古材や庭木を計画前に確保。既存宅玄関の床板を生かし取り作成されたディスプレイや、庭木の桜を用いたレジンウォールがエントランスを彩る。
庭園を借景にしたエントランスホール。
旧宅の床材を、大工が丁寧に「生かし取り」し、設計士が現代の感性でアートウォールとして再構築。新旧の想いが交差する、唯一無二の共用空間となった。
アプローチからエントランス内までの道程は旅館を思わせる演出に華美ではなく「奥ゆかしさ」を持たせ、入居者を品格を備えた静謐な暮らしへ誘う。
夜景。
レジンウォールはライトアップによってその表情を一変させる。
日照によって表情を変化する有機的な造形は優美に街の一部として溶け込み、地域特性の適応と建築としての独自性を生む。
あえて正面をつくらず、様々な表情を楽しめる外観をつくりあげた。
矢崎悠平
金井良介/菅原壮平
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