WORK 164
三角形の大屋根が印象的なお住まいです。計画地は交通量の多い道路に面していたため、土地の高低差やぐるりと巡らされた木塀、庭の植樹によって、開放感を保ちながら騒音やプライバシーにも配慮しました。
大屋根の美しさが映える端正なファサード。西側が建物の正面となるため、窓は最小限にして西日を抑えた。
南面・北面にはそれぞれ庭を設け、切妻の深い軒により日差しをコントロールしている。
雑木林のように多彩な生物が集まる空間を目指し、竣工後にお施主様が少しずつ植樹されている庭。特に実のなる植物を選んでいるそう。
LDKとつながるオープンな玄関は、あえて壁を設けず、大きなシューズボックスで来客の視線をコントロールしている。
大屋根の魅力を最大限に生かし、リビングには大きな吹き抜けを設けた。天井が高いため開放感は抜群。また、南北に庭を設けているため風通りがよく、二方向の庭を鑑賞できる。
モールテックスを用いたオリジナルデザインのキッチン。
光や風、視線を通す鉄骨階段は、リビングの中にあっても圧迫感がない。
造作家具はただの収納ではなく、建築と融合し、間取りの一部となっている。
将来的にどのようにも活用できるように、2階には広々としたフリースペースを設けた。
建物の北側は交通量の多い道路に面しているため、音や排気ガス、光害を考慮して、窓は最小限に抑えた。代わりに開口部は東側と南側にまとめ、十分な採光を確保している。
連続した梁がリズムを生み、奥行き感が強調される。
奥村 賢史
木工事:内田 洋介
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