WORK 116
循環器内科の医院を新築。南北に長い長方形の敷地の北側に駐車スペースを設け、南側に寄せるように建物を計画しました。診療所としてのテンプレート的なものではなく、温かみのある落ち着けるような内装を目指しました。構造には高い耐震性能を誇るSE構法を採用。JAS認証を受けた構造用集成材を使用し、大規模建築物と同等の構造計算を行うことで、木の温かみを活かしつつ大開口・大空間を実現しています。医療施設×SE構法のメリットについて詳しくはこちら
グレーと黒の中に、木目や茶系をアクセントとして用い、親しみの持てるような仕上げを組み合わせました。
外観のアクセントとなっている大きな窓と木目調の壁が来訪者を迎えるエントランス。
感染者用と一般用の入口をそれぞれ設置し、感染が疑われる患者様とそれ以外の患者様が交わらないよう設計している。
感染者用の入口からは、感染者専用待合、感染者専用診療室という動線とした。感染が疑われる患者様は隔離した別室で診療と処置ができるよう配慮している。
医院の顔となる受付は、木の温もりを感じる暖かなデザインに。待合室より天井の高さを下げることで、落ち着ける空間となっている。
木とモールテックスで仕上げたカウンター。落ち着いたウォールナット色を採用し、高級感のある印象に仕上げた。
受付に設置されたFIX窓からは、感染者専用待合の様子がうかがえるようになっている。
受付背面の木の凸凹が連続するデザインの壁には、さりげなく切り文字のサインがあしらわれている。ゴールドのヘアラインのペンダントライトを合わせ、重厚感をプラス。
受付の扉からは事務室へとつながる。事務室は、ターコイズブルーとホワイトの壁を採用した明るい空間となっている。
明るく解放感のある待合。天井まで届く大きな窓からは、たっぷりと陽光が入る。ソファーのレイアウトを自由に変えられるよう、広いスペースを確保している。
勾配天井を採用し、天井高最大4m程を確保した。大きな窓と相まって解放感を演出している。白を基調に、木目をアクセントとして採用することで、清潔感のある空間となっている。
段差のないバリアフリーのトイレ。車いすでもゆったりと入れる広さを確保している。広々としたトイレ内は、お子様のおむつ替えにも対応している。内科に必要な検尿用の検査口も便座の正面に完備。
効率よく診察を行うため、通常の診療室を2部屋用意。診察を受けながら外の景色を眺めることのできる窓は、プライバシーに配慮した位置に配置。診療室の圧迫感を軽減している。
2部屋の診療室とカーテンで仕切れるようになっているバックヤード。大きな収納付の洗面カウンターを配置している。
車いすでも余裕をもってレントゲン撮影ができるよう、広い空間となっている。
落ち着いて検査ができるよう、個室とした検査室。
様々な検査や処置が同時に行えるよう、広めの処置室を完備。ベッド一台ずつをカーテンで仕切れるよう、天井にはカーテンレールを設置。運動負荷試験を行う設備も整えている。
山口 晴江 吉田 卓巨
久保田 雅典
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