タラセア・木工象嵌 星野 尚の世界

チーク、桜、ケヤキ、ブナ、縞黒檀。
80種を超える木片を組み合わせ、丁寧に埋め込む美しき木の絵画、タラセア。

  • 2015.9.7~2015.10.1【作家在廊日:9月21日(月・祝)~24日(木)】
  • 平成建設世田谷支店併設 平成記念美術館 ギャラリー map
  • 無料
  • 03-3426-1103(平成記念美術館ギャラリー)

タラセア(TARACEA)は、中世ヨーロッパで発達し、現在もスペインにその伝統が受け継がれる装飾藝術です。約1㎝の厚みにカットした天然木の色を生かして、幾何学模様や風景画、静物画を創り出します。ヨーロッパのウッドアート、アラブの伝統木藝術、アフリカの美術感覚が独自に混ざり合って発達しました。現在もスペインのアルハンブラ宮殿やエル・エスコリアル王宮、各地の教会など、美しい木工象嵌を駆使した建物が存在しています。今回の企画展では、スペインで本格的にタラセア伝統藝術技法を学んだ「星野 尚」の作品をご紹介致します。チーク、桜、ケヤキ、ブナ、縞黒檀などの約80種の木を用い、木の性格と調和を見極め、自然の質感や色彩を駆使した木工象嵌による絵画です。木片となった木々と静かに語らい、組み合わせながら、移ろう時間や人々の生活を巧みに表現しています。制作活動35年、世界でも数少ないタラセア技術保持者である星野 尚の世界をお楽しみ下さい。

「梟」 H540mm×W890mm/2013年

作家略歴

星野 尚TAKASHI HOSHINO

星野尚
1955年兵庫県に生まれる
1981年スペイン コルドバ国立美術専門学校 卒業
1982年帰国後 大阪 不二画廊でタラセアの初個展 開催
1991年スペイン バルセロナ ホテル・マジェスティックに招待出展
1992年大阪国際交流センターでスペイン個展記念展 開催
1998年和光銀座店で個展 開催
2009年バルセロナ タラセア三十周年記念展 開催
2013年スペイン コルドバ県 ルセナ市 主催 Palacio de los Condes de Santa Ana
サンタ アナ 宮殿にて個展 開催
2015年大阪 阪急百貨店梅田本店美術画廊にて『タラセア 三十五年の歩み』展 開催

「ローテンブルク」
H760mm×W890mm/2010年

「サン・マテーオ教会」
H550mm×W470mm/2012年

「囲炉裏」
H465mm×W415mm/2008年

「風車」
H300mm×W525mm/2010年

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