WORK 83

湘南で猫とアンティークと暮らす

都内へのアクセスが容易で、かつ海の近くの住まいをお探しだったお施主様。大好きな湘南で3匹の愛猫と暮らす理想の住まいを建てられました。 メインコンセプトは、アンティークの古建具をデザインに取り入れたレトロモダンなお住まい。 愛猫たちが自由に闊歩できるようキャットウォークや専用の出入口を設け、人間だけでなく猫の動線も考慮したレイアウトが特徴です。

建築データ

  • 構造

    木造
  • 所在地

    神奈川県藤沢市
  • 築年数

    新築
  • 階数

    2階建て
  • 建築面積

    52.08 ㎡(15.75坪)
  • 世帯数

    単世帯
  • 性能

    長期優良住宅
木格子が印象的な外観の様子

外観 Facade

古都に似つかわしい、グレーの塗り壁と木格子が印象的な外観。

プライバシーを保護しつつ、採光と通風を確保したレイアウトの外観の様子

玄関・土間 Entrance and doma

住まいの一部を押し出すことで通りからの視線を遮り、その後方にはインナーコートを設けた。 プライバシーを保護しつつ、採光と通風を確保したレイアウト。

アンティーク建具を用いたエントランス

玄関・土間 Entrance and doma

お施主様が選ばれたアンティークガラスの扉と照明に合わせて、全体的にレトロテイストなシックな色調で纏めた。靴箱は設計士がデザイン、大工が造作した。吊戸棚に照明を埋め込んでおり、飾り棚としても使用できる。

上部吹き抜けが特長のインナーコートに面するリビングの様子

リビング Living

インナーコートに面するリビングは、上部の吹き抜けから一日中明るい光が降り注ぐ。吹抜けには古材の梁を大工が丁寧に加工して設置。 古民家風の住まいを希望されるお施主様こだわりのポイントだった。

格子を採用した吹き抜け上部の様子

リビング Living

リビングに隣接する小上がりの和室は、アンティークの格子戸で古民家風の仕上がりに。

リビング上部の吹き抜けの様子。古民家風の住まいとなった

アンティーク Antique

2階からアンティークの梁を見る。

杉の無垢材を黒く塗装したこだわりのフローリングの様子

和室 Japanese style room

床は杉の無垢フローリングを黒く塗装。 柔らかな杉材は肌触りが良い反面、傷ができやすいが、この傷も「味」の一つとして楽しまれるそう。

照明 Lighting

和室の照明はお施主様が買い求められたアンティーク品。

アンティーク建具で雰囲気のあるキッチン

キッチン Kitchen

タイルとアンティークガラス、アンティーク建具で雰囲気のあるキッチン。

カウンター収納は大工の製作家具

アンティーク Antique

右手に見えるカウンター収納は、お施主様のご趣味に合わせて、平成建設にてデザイン・造作した。

アンティークな扉

アンティーク Antique

洗面に繋がるアンティークな扉。

タイルを貼ったレトロな洗面台

洗面台 Vanity

造作の洗面台とキャビネット。レトロなタイル、飾り棚、照明、そしてアンティークの引き戸。 全てが調和する古民家風のデザイン。

大工製作の洗面台とキャビネット。猫のトイレを収納できる高さに設定されている。

洗面・浴室 Sanitary

洗面台の下は猫のトイレを収納できる高さに設定してある。

猫用の通路

インテリア Interior

各スぺ―スには猫用の入り口が設けられており、愛猫は家の中を自由に動き回ることができる。

格子で囲った吹き抜け

廊下・ホール Hall

吹き抜けに面する階ホールと回廊。開放的な空間を活かすため、壁ではなく格子でぐるりと囲っている。

アンティークなブラケット照明

洗面台 Vanity

アンティークのブラケットカバーとブルーの壁紙でレトロな印象の2階洗面台。

アンティーク Antique

アンティークのステンドグラスを明り取りとして設置。

キャットウォークを設けた寝室

洋室 Room

主寝室にはキャットステップとキャットウォークを設けた。

自由設計だからこそ実現した愛猫のキャットウォーク

インテリア Interior

愛猫のためのキャットウォークは、自由設計ならではのポイント。キャットウォークはロフトへと繋がり、猫たちは自由に行き来することが可能。

愛猫のためのキャットウォークで高低差のある遊び場を作製

インテリア Interior

今までマンション住まいだった愛猫たちは、高低差のある空間を喜んで駆け回っているそう。

シンボルの丸窓が採用されたロフトの様子

ロフト Loft

ロフトの丸窓は住まいのシンボル。奥行きがあるため、猫たちはこの場所で寝転んで外を眺めることができる。右方向に小さく見えるのが、キャットウォークと繋がる猫専用の出入り口。

  • 設計

    宮重 達也 宮地 この実

  • 大工

    山下 修平