WORK 58
ハウスメーカーの軽量鉄骨造のお住まい。メーカーの独自構造のため、改修にあたり構造部分に手を加えて変更することができませんでした。 天井高や窓の位置の変更ができないという制約の中、動線の整理や視覚効果、多様な素材を使うことでガラリと生まれ変わったお住まいです。 ガラスを空間を仕切る素材として各所に取り入れ、視覚的な広がりを感じる都会的な空間を演出しています。
玄関正面にあった引き違い扉を、両側ガラス袖壁付きの造作家具に変更。
玄関収納は既存のものを使用し、デザインを合わせて新たにスリッパ収納を作りつけた。壁にはエコカラットを貼り、アクセントウォール兼ディスプレイゾーンとしている。
壁の一面には消臭・調湿効果のあるエコカラット。
引き違い戸を、ガラス袖壁付きの造作建具に変更。突板はウォールナット。両脇から程よく視線が抜け、玄関に開放感が生まれる。
リビングから玄関を見る。
和室から洋室へと変更したリビング。テレビの背面は天然石を貼り、間接照明によって浮遊感を感じるデザインとした。
造作の飾り棚。お施主様が直線的でスッキリしたデザインをお好みだったので、棚板の先端を尖らせるデザインとした。
構造上の制約で天井高の変更ができない中、折り上げ天井ではなく、外周部の天井を一段下げることで高さを感じられるようデザインした。
突き当りの扉は左がキッチン、右が洗面に繋がっている。
洗面はリビングに隣接しているため、お客様が使うことも考え、既存の洗面化粧台を撤去し、3尺幅の空間に映えるデザインとした。
木の葉の道管(水を運ぶ管)を表現したモザイクタイルで装飾し、ウォールナットの棚と背面収納付きミラーで収納力も確保。
リビングに隣接する和室を洋室に変更。襖をオリジナルデザインのガラス戸に変更し、モダンな空間となった。
リビングと同じオーク材のフローリングを使うことで、一つながりの大空間として連続性が保たれている。壁際に設けたワークスペースは、壁紙を張り替えることで雰囲気を変えている。
ワークスペースとリビングを仕切る壁は、一部を露出させ、飾り棚として活用。
リビングからワークスペースを見たところ。
飾り棚と同じ高さに板を渡し、ワークスペースが独立しているかのような視覚的効果化を狙った。窓は既存のものを活用している。
池上 和宏
青木 敬司
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