WORK 21
強固な壁式RC造を採用した、親世帯と子世帯が共に暮らす完全分離型3世帯住宅です。3世帯が程よく繋がりながらも快適に過ごせるよう、各世帯のプライバシーを重視し、共有スペースの開口は小さく、プライベートスペースの開口は大きく取っています。 近所の皆様が寄り合う住まいということで、応接を兼ねた10畳ほどのエントランス、20畳ほどの集会所を設けました。2階3階に配置された子世帯は大きな吹き抜けのあるメゾネットタイプを採用し、庭代わりに広々としたルーフバルコニーを設けました。
お施主様の強いご希望があり、長く安全に暮らせるRC造の住まいを建築。外壁にタイルをウマ張りすることで重厚感と高級感を持たせた。
アプローチの植栽や庭石に既存のものを再活用し、かつての暮らしを留めた親世帯エントランス。
広々とした親世帯エントランス。美術館のイメージで全面にピクチャーレールを設置。
床は無垢のカリン材、式台は御影石、壁は外壁と同様のタイルを使用することで、外部の延長でありながら室内という中間的な空間となった。 来客時にはここが応接間の役割も果たす。
大きなシェードカーテンを取り付けた落ち着きのある親世帯のリビング。
各所に収納を設け、使い勝手にも配慮した親世帯のダイニングキッチン。
人が集まる事が多いとのことで、特別に設けた寄合場。間仕切りを収納することで延べ30帖以上の大空間が現れる。 単純な続き間の和室ではないものをご希望されていたため、和の雰囲気にモダンなテイストを織り交ぜた空間とした。 右手の収納には椅子が収納されており、高齢の方にも配慮。
タイル張りのすっきりとした浴室。
浴室に隣接して坪庭を設けた。
2階に設けた子世帯のエントランス。2つの世帯の玄関が向かい合って配置されているのは子世帯の交流の場を想定しているため。バーベキュー等のレクリエーションを楽しめるよう、エントランス上部に屋根と明り取りを設け、配電も行った。
二面の窓から明るい光が降り注ぐ、子世帯LDK。2階・3階にあたる子世帯は内階段を採用したメゾネット形式。
アイランドキッチンには換気扇を内臓し、キッチン・ダイニングの上部は障害物のない、大きな吹抜けとした。
キッチンは白を基調とし、吹き抜けとの相乗効果でより開放感が感じられる。
1階親世帯は広い庭と繋がる。
一方、2階・3階に配置された子世帯には庭の代わりに広々としたルーフバルコニーを設けた。
1階が親世帯、2階・3階がメゾネットタイプの子世帯となり、程よい距離感の3世帯住宅となった。
寺本 昌泰
菊地 寿幸
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