WORK 135

グレージュで統一したラグジュアリーなリノベーション

軽量鉄骨造のお住まいを、若夫婦が快適に暮らせるようトータルリノベーション。 初回の打ち合わせでカラースキームを含めた2パターンのインテリアをご提案し、お施主様が選ばれたグレージュなプランをベースに計画が始まりました。 全体的に白を基調としつつポイントにはグレイッシュカラーを配色し、タイルや木の質感をアクセントとして採用。ラグジュアリーな雰囲気の中、柔らかで温もりを感じるお住まいに生まれ変わりました。

建築データ

  • 構造

    軽量鉄骨造
  • 所在地

    東京都
  • 築年数

  • 階数

    2階建て
  • 建築面積

  • 世帯数

    単世帯
  • 性能

白を基調にしたエントランス

玄関・土間 Entrance and doma

白を基調としつつ、下駄箱や床、壁の素材感で変化をつけたエントランス。 既存の玄関は壁の中に下駄箱が組み込まれていたが、壁を撤去して下駄箱を独立。 下駄箱の上下に余白が生まれ、面積以上の広さを感じられる空間となった。

タイルの陰影を楽しむアクセントウォール

玄関・土間 Entrance and doma

下駄箱の対面は割肌感のあるタイルを貼り、陰影を楽しむアクセントウォールとした。 ショップライクな大きな姿見は、お施主様のご希望で設えたもの。

本棚を造作した廊下

廊下・ホール Hall

クリーム色の床と白い壁・天井ですっきりと纏まった廊下。壁には蔵書を収納したり、写真や置物を飾ることのできる棚を造作した。

ホテルライクな洗面化粧台

廊下・ホール Hall

設計士がデザインした2階ホールの洗面台。フロータイプの洗面ボウルに円形の鏡、グレーの壁紙を組み合わせてシックな雰囲気に仕上げている。

撤去できない袖壁を柱にデザイン変更した手洗い

洗面台 Vanity

もともとは化粧台の右側に袖壁があり、お施主様は撤去を希望されていた。 しかし解体中に壁の中に移動できない電気配線が見つかったため、柱の中に纏めるデザインに変更。 手洗いのキャビネットとデザインを合わせることで、視線が抜ける軽やかな印象に仕上がっている。

グレージュカラーに金色が上品なアクセントになるLDK

ダイニング Dining

広々とした大空間LDK。白、グレージュカラー、木やタイルの質感が統一感を生み、落ち着きのある心地よい空間となった。

フロス社のペンダントライト

照明 Lighting

LDKに相応しい照明についても検討を重ねた。最終的にお施主様が選ばれたのは、イタリア・フロス社のモダンなペンダントライト。

天井の一部を折り上げたLDK

天井 Ceiling

お施主様より「LD全体の天井を上げたい」というご希望があり、様々なデザインを検討した。 小屋梁の不規則な位置や間隔を考慮し、最終的には屋根の勾配に合わせつつ、部分的な折り上げ天井を採用。 鉄骨を露出させること、白く塗装することで、ちょうど良い存在感となった。

リノベーションの肝となったシックなキッチン

キッチン Kitchen

キッチンはデザインバリエーションに幅があるCUCINAの製品を採用した。黒かグレイかで検討し、最終的にグレイに決定。 厚みのあるL字型のキッチンカウンターが程よいアクセントとなっている。

リノベーションでcucinaの対面キッチンを採用

キッチン Kitchen

独立していたキッチン部屋の壁を抜き、壁付きから対面式に変更。 当初はコンロ前の壁も無くす予定だったが、解体後に電気配線が集中していることが判明し、配線を移動させるメリット・デメリットをお話しして壁を残すことになった。

ダクトを通すために天井高さを下げ、ナラ材を貼ったキッチン

キッチン Kitchen

キッチンの天井に木を貼るのは旦那様のアイディア。既存のキッチンはリビング・ダイニングと同じ天井高さだったが、レンジフードのダクトを通すために全体的に天井を下げ、ナラ材を貼っている。

独立した壁付きキッチンを、大空間LDKの対面キッチンへと変更

キッチン Kitchen

見せるキッチン、人が集まるキッチンにしたいというご希望をお持ちだったお施主様。 キッチンをどのようなデザインにするかはリノベーションの肝であり、ショールームやご自宅で打ち合わせを重ねに重ね、配置や素材、色合いを決めていった。 背面収納はキッチンに合わせて造作。カップなどを飾りたいというご要望を受け、ガラス扉にしたことで空間に奥行きと華やかさがプラスされた。

モダンな照明が印象的なダイニングスペース

ダイニング Dining

アクセントタイルはキッチンのカラーに合わせてセレクトした。シックなダイニングセットやリビングのソファは、リノベーションに合わせて新調されたもの。 グレージュな配色にゴールドのアクセントがラグジュアリーな印象を与える。

洋室をLDKの一部へと間取り変更した

リビング Living

ダイニングスペースにあたる部分は、元々はLDKに隣接するカーペット敷きの洋室だった。床・壁・天井をリビングと同素材にすることで、一繋がりの大空間に生まれ変わった。

大きなソファが収まるように設計したリビング

リビング Living

当初より大きな家具を置きたいというご希望があったため、リビングはスペースを広めに計画。購入予定の家具について情報共有して頂き、収まりが良いようプランを練った。 ウィンドウトリートメントはカーテンにするかメカ類にするか多角的に検討。外部からの視線を気にしないで良い立地であったため、最終的に柔らかなグレージュなカーテンにボイルのレース生地を合わせることになった。

TVボードを造作したリビング

リビング Living

TVボードは空間に合わせて造作。天板はキッチン天板に合わせクォーツストーンで仕上げ、全体のバランスを見てキャビネットは黒で引き締めた。 飾り棚が欲しいとのご要望があり、壁に同色の棚を取り付けた。

cucinaの洗面化粧台

洗面・浴室 Sanitary

洗面化粧台もキッチンと同じくCUCINA製のものを選択。扉の色やテクスチャーを選ぶことができ、好みのインテリアに合わせることができる。

  • 設計

    柳田 清香 遠藤 創一郎

  • 大工

    上西 慎也