WORK 112

土間で庭と繋がる家

都内のマンションから、地方都市の庭付き一戸建てに移住されたお施主様。 「ラワン」「アイアン」「コンクリート」など、お好みの素材を取り入れつつ、庭に設けた家庭菜園や愛犬との時間を楽しむ、自然を身近に感じるナチュラルな住まいが完成しました。 リモートワークが進む時代ならではの選択です。

建築データ

  • 構造

    SE構法
  • 所在地

    静岡県三島市
  • 築年数

    新築
  • 階数

    2階建て
  • 建築面積

    79.78㎡(24.13坪)
  • 世帯数

    単世帯
  • 性能

    長期優良住宅
プレーンでモダンな外観

外観 Facade

プレーンでモダンな外観。南面の庭の方向には大きな窓を、道路側には小さな窓を並べている。

土間で屋内外が繋がる家 中庭

Garden

日当たりの良い南面に窓を設け、キッチン・ダイニング・リビングで庭をL字型に囲んだ。庭の一部はコンクリートを打った外土間としている。

回遊動線を設けた玄関

玄関・土間 Entrance and doma

エントランスには玄関収納を回る動線、キッチンを回る動線、人の流れを遮らない二つの回遊動線を設けた。

3方向に開くラワン材の玄関収納

収納 Storage space

ラワン材の質感を活かした、三方向に開く玄関収納。上部に間接照明を埋め込んだ。

玄関からリビングまで視線が通る間取り

玄関・土間 Entrance and doma

エントランスを含めて1階は全ての空間が一続きになっている。鉄骨を用いたストリップ階段は視線を遮らず、玄関からリビングを見通すことができる。 階段手すりは空間に合わせて白い鉄骨を採用。

ラワン材を用いたシンプルな製作キッチン。

キッチン Kitchen

極力シンプルに、お施主様と設計士、職人が協力して作り出した世界に一つだけのオリジナルキッチン。素朴なラワン材がアクセントとなっている。

天板にモールテックスを使用した製作キッチン

キッチン Kitchen

キッチンの天板には左官材の「モールテックス」を使用。漆喰のような質感だが軽量で使い勝手が良い。 できるだけ生活感のあるものは収納し、常にスッキリとした状態を保っているそう。

天然木を加工したダイニングテーブル

インテリア Interior

材木屋にてお施主様が選ばれた天然木を加工したダイニングテーブルとベンチ。乾燥中に発生した割れを「ちぎり」で繋げ、アクセントに。

デザイン性の高いダイニング照明

ダイニング Dining

ラワン材を挟むことでデザイン性を高めたダイニング照明。

室内窓でリビングと繋がるユーティリティルーム

洋室 Room

ダイニングの横に設けられたユーティリティスペース。

カーテンで仕切ることで独立した部屋になる

洋室 Room

カーテンを閉じることで独立した部屋になる。客間としても活用可能。

素材と高さを変えたダイニング、リビング、内土間

リビング Living

一続きのダイニング、リビング、内土間は、それぞれ素材と高さを変えることで動きのある空間に。中庭へ続く開口部には柔らかく光を通すバーチカルブラインドを採用。内土間には左官材「MPC」を使用した。

天窓を設けたピットリビング

リビング Living

床のレベルを一段下げたピットリビング。二方向の窓と、天井に設けたトップライトから採光している。アクセントウォールには「ワンダーフィックス」を使用。

オリジナルデザインの洗面台

洗面台 Vanity

設計士がデザインし、職人が施工した洗面台にも左官材を使用した。

明るい2 階ホール

廊下・ホール Hall

窓から明るい日差しが降り注ぐ2階廊下には、夜間、足元を照らすフットライトを設置。空間を最大限に活用するために2階は全室引き戸とした。

扉のないファミリークローク

収納 Storage space

扉を無くし、使い勝手を重視したファミリークローク。

鉄骨手すりを採用し、開放感のある廊下

廊下・ホール Hall

光も風も通す鉄骨の手すりで開放感は抜群。

ウッドデッキを設置したルーフバルコニー

ベランダ・バルコニー Veranda and balcony

眺望が開ける方向にルーフバルコニーを設け、ウッドデッキを設置。洗濯物を干すも良し、アフタヌーンティーを楽しむも良し、高台ならではの特別な空間。

  • 設計

    角谷良一 矢部正憲

  • 大工

    佐々木敬士 菅原壮平 藤田奈生 小山卓也