加賀九谷焼 赤絵細描の美 福島武山展

“ジャパンクタニ” 世界を魅了する、武山の赤絵。

  • 2015.10.6~2015.10.27
    【ギャラリートーク&赤絵実演:10月16日(金)・17日(土)】
  • 平成建設世田谷支店併設 
    平成記念美術館 ギャラリー map
  • 無料
  • 03-3426-1103
    (平成記念美術館ギャラリー)

赤絵具の微細な点と線の集合で風景や吉祥文様などを表現する「赤絵」は、明治〜昭和初期に九谷焼の代名詞と言われるほど多くつくられました。 赤絵細描の第一人者、福島 武山(ふくしま・ぶざん)は、その先人の優れた伝統赤絵の技を手本として研究し、新たな「赤絵」の境地を開拓。 独自の工夫を積み重ねた極小の点と線の世界が、九谷に新風を吹き込みました。 自由自在に描くために自ら毛先を調節した極細の筆。そこから生み出される大胆かつ繊細な、赤色の美しいグラデーションが、人への優しさ・自然への愛しさを伝えてくれます。 視覚効果の妙と共に浮き上がる立体感のある幾何学文様から、獅子や唐子、山水画が描かれた上品な古典柄に至るまで、“ジャパンクタニ”として世界中から注目を浴びる武山の赤絵作品をご覧下さい。

作家略歴

福島 武山BUZAN FUKUSHIMA

1963年 石川県立工業高校デザイン科 卒業
1981年 日本伝統工芸展 初入選
1987年 日本工芸会正会員となる
1996年 天皇・皇后両陛下ご来県のみぎり、ご使用のお茶碗謹作
1997年 日本工芸の世界巡回展(5か年)に国際交流基金より選抜される
1999年 第23回全国伝統的工芸品公募展「第1席グランプリ内閣総理大臣賞」受賞
2000年 第24回全国伝統的工芸品公募展「伝統工芸士会会長賞」受賞
2004年 第27回伝統九谷焼工芸展「優秀賞」受賞
石川県立美術館 作品買い上げ
石川県指定無形文化財保持団体九谷焼技術保存会会員となる
2007年 石川の伝統工芸展「優秀賞」受賞
2008年 九谷焼伝統工芸士会会長就任
2012年 第65回記念創造展「創造美術大賞」受賞
2015年 エルメス社時計文字盤「駒くらべ」制作 スイス・バーゼルにて発表 紹介記事はこちら(AFPBB News)
北陸新幹線開業に合わせ金沢駅に陶板「恵み」制作
全国植樹祭、天皇・皇后両陛下ご来県のみぎり、石川県立九谷焼技術研修所にて作品天覧の栄を賜る

福島武山先生によるギャラリートーク&赤絵実演

10月16日、17日の両日、平成記念美術館ギャラリーにて福島武山先生によるギャラリートーク、赤絵の実演解説を開催致します。 先生の絵付けのスピードと細かさに驚かれると思います。ぜひ皆様お誘い合わせの上、ご来場ください。

日時

10月16日(金) 15:00~16:00

10月17日(土) 
午前の部  11:00~12:00 /
午後の部 15:00~16:00

会場

平成記念美術館 ギャラリー1F展示室にて(10分前に1F展示室へお集まり下さい)

「双龍文」 輪花大鉢 φ54.0cm×h10.0cm

「花蝶文」 輪花大皿 φ54.0cm×h10.5cm

「ペルシャ文」 陶筥 φ22.5cm×h13.0cm

「瑞鳥文」 香炉 w15.0cm×h15.0cm×d12.0cm

「風薫る」 皿揃
大φ30.5cm×h4.5cm / 小φ16.0cm×h2.5㎝

「花舞」 花器 φ25.0×h39.0cm