MAGAZINE

平成らしさを読み取る

  1. HOME
  2. ブログ
  3. インタビュー
  4. 施工管理の仕事

施工管理の仕事

現場を総括して管理する施工管理。主には「安全管理、工程管理、原価・予算管理、品質管理」と4つの柱があります。職人たちが安全に作業できる環境を整え、そのうえで工事が予算内で工程通りに進んでいるか、建物が図面通りに仕上がっているかを管理する仕事です。お客様や設計士、取引先と密にコミュニケーションを取り、現場のまとめ役を担う存在は建物をつくっていくうえで欠かせません。今回は施工管理職に就く平賀さんの仕事風景を見せてもらいました。

新築住宅の現場にて

1月某日、住宅の現場:現場に搬入された設備機器の確認を行う。取付予定の機器が納品されたか、不備がないかなどをしっかりチェック。

平賀:搬入されたものを確認するのはもちろん、職人が機器を取付やすいように現場を整理したり、機器を設置場所の近くに運んだりしておきます。「働きやすい環境づくり」は常に意識してますね。また、お互いが気持ち良く仕事ができるように現場の職人たちの顔と名前を覚え、現場にいる時は必ずひと声掛けるようにしています。

照明の点灯具合やコンセントの位置など、入念に確認を行う。

心掛けていること
平賀:いつも自分ができる最良の策を検討しています。前のやり方に固執しないで、何かちょっと工夫をして挑戦をする。常に新しい情報を仕入れて、良さそうな部材を使ってみたり、新しいシステムや設備を取り入れてみたりと前の繰り返しにならないようにしています。また、施工管理の仕事は建物が完成したら終わりではありません。有益な情報や問題点を必ず社内で共有して、次の現場に生かせるようにしています。

社内は年齢や社歴に関係なく話しやすい環境。ちょっとした相談や情報共有も盛んだ。

お客様との関わり方
平賀:自宅を建てた際に、土地の購入、プランの検討、仕上げの選定等、様々な場面で悩みが尽きないことを実際に「建てる側」の立場になって再認識しました。その経験を経てから、お客様が悩んでいる時は工程をできる限り調整して、じっくり考える時間をご提供するよう心掛けています。

プランや仕上げを熟考した経験が仕事の進め方を改めるきっかけに。

施工管理としてのやりがい
平賀:お客様に感謝された時です。建物ができあがってお客様に「ありがとう」と言っていただけるのはものすごく嬉しいです。最近では以前に担当した住宅のオーナー様から、お子様が大きくなって「子供部屋をつくりたい」と追加工事の依頼がありました。お引き渡しから数年経ってまた自分に連絡をいただけるのはありがたいことですし、信頼していただいてるんだなと感じます。

今後の目標

平賀:会社も大規模な物件の工事が増えてきたので、そこに自分も携われるよういろんなことに興味を持っていたいです。そのうえで一般の住宅にも常々携わりたいと思っています。大変な部分も沢山ありますが、お客様とのやりとりはやっぱり楽しいです。良いものを皆とつくって信頼関係を築く。その経験を得られるのはとても良い仕事だと思ってます。施工管理って面白そうな仕事だなと思う方々が増えてくれると嬉しいです。

■ 平賀 功浩/Naruhiro Hiraga(2010年入社 本社静岡工事部)
多能工、大工を経験した後、入社5年目で住宅の大工と施工管理を兼任する役目を任される。現在は施工管理の専業となり、大工の経験を生かしながら住宅・リフォーム・医院・店舗と多岐に渡る物件を担当している。

関連記事