小林×北爪
多能工
慢心せずに挑戦し続ける、マルチな職人
- ■北爪 拓 Taku Kitazume
新卒入社。2年目から鉄筋部門、7年目から型枠部門に従事。4年目からは各工事の担当者に任命されるなど活躍の幅を増やしている。
■小林 浩司 Koji Kobayashi
新卒入社。工務部次長。長年の活躍と人柄で、メンバーからの厚い信頼を集める工務部のキーパーソン。現在は工務部の発展のため新たな工法を取り入れたりと、挑戦の姿勢を崩さない。 - お二人は、工務部でどんなお仕事をされていますか?
- 小林:工務部の運営に関わる仕事であったり、組織の体制づくり、新機軸の工法や取り組みの推進を行っています。現在は「デザインコンクリート」と呼ばれる、新たな工法の社内外への展開を推し進めています。また、工務部社員から業務改善につながる意見や案が出てくるので、有益な案は実現できるよう受け入れ体制を整えています。
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北爪:型枠・鉄筋・足場・木造基礎と工務部の中で様々な分野がありますが、私は鉄筋工事に携わっています。主に建物の構造に関わってくる工事ですね。また新卒で男性の方は初めに工務部の配属になるのですが、その時の研修を担当しています。それから、2年目以降の工務部の後輩社員の教育を担当していますね。 - 平成建設で「多能工」になったきっかけは?
- 北爪:現在こそは「多能工」として働いていきたいという思いが強いですが、就職活動時は違いました。父が土木作業員ということもあり、職人の道に進むという思いはありましたが職種は特に決めておらず、平成建設という会社も静岡出身の友人から名前を聞いていた程度でした。平成建設の説明会で初めて「多能工」という職種を知り、様々な技能を身に付けられることに魅力を感じました。その時の志望は大工でしたけど(笑)
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小林:私は大学は商業系の学部でしたが、アルバイトで経験した足場作業や土木業から身体を動かす職業に魅力を感じていました。私が就職活動をしていた当時の平成建設では「多能工」での募集が主で、その流れで現在の職種につきました。ただ新卒から24年間「多能工」として働いてきましたが、これほど魅力を感じる仕事は無かったですね。自分にとって自然体でできる仕事だと感じています。 - 仕事のここが楽しい!を教えてください。
- 小林:モノを作っている、その瞬間自体が楽しいですね。例えば型枠工事では、コンクリートを打込み型枠を解体するまではコンクリートの表情が分からず、成功か失敗かわかりません。コンクリートの打込みも見えないものを感覚を頼りに頭で想像しながら行います。成功するのがベストですが、たとえ失敗したとしてもそれまでの過程と挑戦している最中は楽しいですね。
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北爪:入社当時、不器用で、できないことが多いと感じていました。それでも続けていくうちに体が慣れて、自分が何を作っているのかわかって、担当になって。一つひとつできるようになっていくことが楽しいですね。 - 工務部の雰囲気はどんなかんじでしょうか。
- 北爪:皆さん明るいですね。多能工の仕事は基本的にチームワークが求められる仕事で効率や利益を上げるという目的に向かって、皆でやっていこうという意識は強いです。ですから、より良くするために意見は言い合いますね。それは工務部内だけではなく、現場監督や設計の方にも。机上だけで終わらすのではなく、疑問や提案はどんどん伝えています。
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小林:図面に描いてあることがすべてではなく、施工サイドからの意見がより良いものづくりのきっかけにもなるので、そういった提案はどんどんしていこうという風潮ですね。
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北爪:提案できるかは担当の腕次第なところもありますが、チームのメンバーも気兼ねなく意見を伝えてくれます。
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小林:先輩社員も初めて現場責任者を担当する後輩を「教育しなきゃ」という意識は強いのですが、距離感は大事にしています。出しゃばって全部教えては、その子の成長になりませんからね。技術的な部分では「見て覚えろ」の時代も過去にはありましたが、現在はしっかり教える方法にシフトしています。 - 今後の目標を教えてください。
- 北爪:担当者として成熟したいですね。違う技能分野にもチャレンジしていきたいです。余裕ができれば若手の育成にも力をいれていきたいですし、「多能工」の認知度をあげていきたいと考えています。大工は職種として想像しやすいですが、多能工はなかなか・・・。もっと多能工の魅力を伝えていきたいです。
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小林:自分の可能な範囲で地域にも貢献していきたいですね。仕事柄、土に関わる機会が多く農家の方とお話していると困っていることがあるんですね。休耕農地とか。そういった部分を解決出来ないかな?とか。後はやりたいと思ったことは自分を信じて挑戦していきたい。振り返ってみると消極的になってしまった時期もありましたが、年齢と共にチャレンジしていこうという意識が強くなりました。些細なきっかけも見逃さずに挑戦へとつなげていきたいですね。 - 就活生へ、メッセージ
- 小林:お金=幸せという価値観で、職業を決めることは是非やめてほしい。自分が本当にやりたい仕事を選択し熱中していれば、必要なものはついてくると思う。自分が納得し本当にやりたい方向に進めば後悔することも無いはずです。
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北爪:デスクワークが苦手で悩んでいれば、身体を動かす仕事がおすすめです。やればやるほど自分だけの技術になっていくので。手に職をつけて働いていきたい方、そういうところに魅力を見出せる方はぜひ工務部に!