INTERVIEW

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一ノ瀬×藤井×青嶋
システムエンジニア

会社をITの力で支える、変える

■ 一ノ瀬 友紀夫 Yukio Ichinose
新卒入社。社内の基幹システムの開発、外部サービスの導入やベンダーのコントロール、既存システムとの連携、部門長としての他部署との連携や業務マネージメントなど多方面で精力的に活動する。20年以上の社歴をもち、課題発見力や企業経営全般を見渡した提言に定評がある。(写真中央)

■ 藤井 寛己 Hiroki Fujii
新卒入社。高校・大学ともに情報系のコースを専攻。入社後1年間の工務部研修中に、学生時代に培った画像編集スキルを活かして作業手順動画を作成するなど、これまで着手できなかった職人育成の電子マニュアル制作に貢献した後、採用時の希望配属先である情報システム課に配属。(写真右)

■ 青嶋 俊祐 Shunsuke Aoshima
システムベンダー系の企業に勤務した後、平成建設に中途入社。社内システム開発に携わるかたわら、会社保有のPCやスマホなどの機器管理やインフラ対応も担っている。親しみやすい性格で、ヘルプデスク担当としても社員からの信頼が厚い。(写真左)
みなさんはどのような仕事をされていますか?
一ノ瀬:情報システム課は、ITエンジニアとして社内の情報技術に関するあらゆることに対応をしています。平成建設独自の社内システムの開発から社内の電子機器の管理など、社員がより効率よく仕事を行えるように情報インフラを整備します。私は職長なので、業務のマネジメントも行います。
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青嶋:社内システムの開発もしていますが、今はPCなどの機器選定・発注や設定の比重が増えています。ヘルプデスクの業務も行っています。
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藤井:ヘルプデスクとして社内からの問い合わせに応対したり、青嶋さんと一緒に会社支給のPCやスマートフォンの設定をしたり、社員のサポート業務を主に担当しています。空いた時間に社内システムの開発の勉強もしていて、自分のできることから取り組むように心掛けています。
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一ノ瀬:業務を円滑化するために、自分たちの持つITスキルを活用するのが情報システム課の仕事です。平成建設の発展に貢献できるよう、みんなで励んでいます。
建設会社でITエンジニアとして働くことに違和感やとまどいはありませんでしたか?
藤井:卒業後のことを考えたとき、プライベートの時間も大事にしたいと思って、地元(静岡県伊東市)に戻ることにしました。就活ナビサイトで、自分の地元に近い沼津でエンジニアの採用情報を出していた平成建設をたまたま見つけました。父親の仕事が電気工事士なので建設業は遠い世界のようには感じず、エントリーしたときにも違和感はなかったです。
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青嶋:私も藤井さんと同じように、地元で働きたくて、就職先を選びました。新卒時に入ったシステム系の会社は、とにかく業務が多く忙しすぎて……。全然プライベートの時間が取れませんでした。なので、自分の持つ技術を活かせるならば、IT系の企業だけでなく社内エンジニアでの採用もいいかな、と視野を広げて転職しました。今は前職よりもワークライフバランスが取れている、と実感しています。
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一ノ瀬:日本では、「ITエンジニアはIT企業で働く」という図式が出来上がっていて、一般企業への就職を考えるITエンジニアが少ないと思っています。しかしアメリカでは、どんな企業にもITエンジニアがいて、その企業に貢献しているのが一般的です。日本にもその考えがじわじわと浸透してきて、ITエンジニア採用を考えている企業が増えてはいるようですが……。平成建設では20年以上ITエンジニアが在籍していて社内での信用を得ているので、ITエンジニアが活躍する土壌は出来上がっていると自負しています。
情報システム課に配属される前に工務部研修をされたとうかがいました。
藤井:はい、そうです。平成建設の新卒採用の社員には工務部研修があるため、まず工務部に配属され、建築現場を経験します。昨年の研修中に持病の腰痛が悪化してしまった私は、工務部事務所内で体に負荷の少ない仕事を割り振ってもらいました。そこで自分のPCスキルを活かして、工務部に貢献することができました。研修中には、現場や建築、平成建設のことを理解するきっかけとなる出来事がたくさんあり、情報システム課配属後にもこの経験を活かしたいと考えるようになりました。もし建築現場を体験せずに直接ITエンジニアとして働いていたとしたら、建設業や平成建設のことを理解するきっかけが無いままだったと思います。
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一ノ瀬:平成建設で求められるシステムを作り上げるためには、平成建設そのものを理解することが重要です。もう20年以上前になりますが、私も新入社員のときに工務部研修で現場を体験しました。その後不動産管理システムを開発した際も、実際に不動産部の業務を体験させてもらいました。システム開発のために他部署の業務を体験することはなかなかできないことですので、システム開発の依頼があったとき、その部署の業務を想像する必要があると思います。良いITエンジニアは、クライアントの業務や置かれている環境を理解・想像することで良いシステムを提案できると考えています。
就活生へ、メッセージ
藤井:大学の同期たちのなかには東京や横浜にあるIT系企業を選ぶ人も多いようでしたが、IT系以外の企業にもターゲットを広げれば、就職活動の選択肢も広がるのではないでしょうか。専門外の業種でも、自分の知識を活かせる場はきっと見つかります。
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青嶋:正直なところをいうと、私は平成建設に転職してくるまで、建築のことなんて全然知りませんでした。でも、働くうちに興味が出てきますよ。
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一ノ瀬:ITエンジニアは、どこでも仕事ができます。IT系の企業でなくても、自分の持っている技術を活かして会社全体の業務が円滑になれば、会社への貢献になります。いろんな人に感謝されると嬉しいし、業務の効率化が図れたと実感できたときには仕事のやりがいにつながります。就職活動時には、自分の可能性をIT関連の業種だけに押し込めないで、ぜひ様々な企業との出会いを広げてください。