長野 篤(一覧3ページ目)

雑記

「モダン」デザイン

十一月二十三日勤労感謝の祝日、本ブログで話題に出た箱根の小涌園に行ってきた。当初は同僚と連れ立って高尾へ登山の予定だったが、あいにくの天気だという前日の予報で早々と中止としたものの、スケジュールを空けていたのも惜しいなという気持ちも...
雑記

「身体」へのデザイン

 ここ半年ほどバレエ教室に通っているが、心得があったわけではない。きっかけは1999年に水道橋のアテネ・フランセで開かれたアメリカン・バレエ・シアターのドキュメンタリー上映に合わせた三浦雅士のレクチャーにさかのぼる。三浦氏は「現代思想」や「...
雑記

「捕捉する」デザイン

 行きつけの本屋に併設されたギャラリーで丸いパンを描いた小さな絵を見つけた。おそらくパンだと思う。そうだと断定できないのは、たまたまパンの形であるにせよ、主題は別のところだという視覚に現れ得ない予感に溢れているから。少なくともアットホームな...
雑記

「永遠」とデザイン

 行きつけの本屋で手にした「空と樹と」という本がある。著者は詩人の長田弘、画が日高理恵子。五十頁に満たない薄さながら余白を生かした体裁がタイトルを引き立てる。箱から中身の本を取り出してみた。細い枝、太い枝、日当たりの最適を目指し四方への枝分...
雑記

「本棚」とデザイン

書体がゴシック体か明朝体なのかで、文章を読んだ印象がまるで異なることがある。縦書きか横書きかでの変化とも違う。文体と書体の相性のようなものがあるのかもしれない。ありのままの想いを伝えやすいのは肉筆だとしても、遠くにいる未来の読み手に届けるに...
雑記

「消える」デザイン

 経済協力開発機構OECDが行う学習到達度調査PISAで常にトップクラスを維持するフィンランドの教育の特徴の一つに、落ちこぼれを作らないということがある。いかに資源の少ない国土で競争力を生み出していくかを考え1970年代に教育を無償化し、で...
雑記

デザインの「力」

建物をデザインするなら、長く住まう中で飽きがこないものにしたいと思う。他に選択肢がなければ、いくら飽きようがそこに住まわざるをえないという考えもあるが、たとえ住まい手が変わったとしても、そこにかけがえのない魅力や快適性があって共感を生むので...
雑記

「暮らし」とデザイン

暮らしという言葉には限られた生活の移ろいを惜しむ気分が幾らか含まれていて、そこにデザインとの親和性を覚えている。 時計が刻む尺度としての時間は、一日を24時間に分節している。そうすることが社会を運営していく上で何かと便利だし、...
雑記

「ランチ」とデザイン

お昼ご飯に何を食べるかはデザイン行為に近い気がしている。ある枠組みの中で最大限の効果を自身の身体に届けていたいと思う。毎日毎日そうそう上手くいくわけではないけれど。なぜお昼なのか、朝や夜ご飯はデザインではないのかという疑問は可能なら傍に置い...
雑記

お気に入りの「設計図」

ここは本ブログでもかつて紹介させていただいた、JR辻堂駅西口のカレーと家具のお店「sii houseシーハウス」さんのエントランス。右手の白い庇下の濃紺に塗られた小窓付きの扉がカレー屋さん、左手の無骨な構造用合板による両開き扉には家...
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