平成建設の紹介

ギャラリー便り 3月13日

みなさんこんにちは。 「平成記念美術館 ギャラリー」企画・運営担当の三田村憲和です 。
本日は13日金曜日ですね。というとジェイソン?不吉?なんて言葉が頭に浮かびますが、なんで13日金曜日はジェイソンなんでしょうか。
調べてみると13という数は数学的に非調和な「忌み数」とした説、イエス・キリストを裏切ったイスカリオテのユダが13番目の弟子であったという説、テンプル騎士団メンバーが逮捕(後に処刑)された日が13日の金曜日だった説などさまざまな説があるそうです。そしてジェイソンという人物が登場するのは「13日の金曜日」という1980年公開の映画で。ホッケーマスクの殺人鬼といったらわかる人も多いと思います。フルネームは「ジェイソン・ボーヒーズ」。ジェイソンという名前が有名すぎてボーヒーズを含めたフルネーム初めて知りました。笑


さて、みなさま「盆石(ぼんせき)」ってご存知ですか?
知らない方もいらっしゃると思いますのでご紹介を。
盆石は、黒い漆塗盆の上に白い石で風景を描く藝術です。盆石特有の道具を使い、白い石を山や川、海などに造形し、日本の美しい風景を盆の上に再現します。盆石では、盆の上になにかを描くことを「(石を)打つ」といいます。

下絵を確認しつつ、石を打っていきます。

こちらは細川流盆石 13代家元 磯野宗和先生です。

代々伝わる鳥の「羽」を使って川の流れを表現しています・・・!
これがまた見事に水の流れを表現していて、何もなかった空間にあっという間に風景が出来上がっていました。
先生の「打つ」姿は思わず息をするのも忘れるほどでした。

「 駿州 安部川の富士」

完成作品はこちら!石で自然の風景を再現する藝術の世界。奥が深いですね。
こちらの作品が見られる展覧会「淺井濤子・磯野宗和 盆石展」 は現在開催中です。(~2020年4月10日まで)磯野先生の作品にはほかにも4点あります。
そして石州流盆石 家元 八世 淺井濤子先生の作品はまた違った魅力のある盆石となっておりますので、是非会場にてご覧ください!