平成建設の現場

鎌倉の家の「午後」

午前中に鎌倉市内でインタビューがあり、鎌倉の家の現場に到着したのはPM14:00。毎回午前中に行くので、思えばこのくらいの時間に着いたのは初めてかもしれません。なんだか現場の雰囲気が違って感じたのがとても不思議でした。庭から注がれる光のせいか、工事が進行してきたせいか・・・。この日はいつもより、とてもフォトジェニックな現場でした。光は大事ですね。

 

さて、渡邊大工が加工しているこの5角形の部材。

 

こちらが図面です。浴室と、洗面脱衣室の「棟」に使われるそうで、沼津本社の植松大工の加工だそう。渡邊大工曰く「仕上がりがめちゃめちゃきれい」とのこと。左右対称に五角形に刻むのは、なかなか難しいのだとか。

 

「棟」とは、この図面にあるように、屋根のトップの部分のことです。

 

 

平成建設のカレンダーでは、よく大工道具をモチーフにします。その中にもたびたび登場するこの道具、「けひき」といいます。私も実際に使っているところは初めて見たかも。加工する場所に印をつけます。こうやって使うんですね。「めっちゃ便利ですよ」と、渡邊大工。道具も面白いです。

 

あ、蔵に家紋がついたようです。そしていつの間にか下地が塗り終わっている・・・。また左官職人に会えずでした。

ところで、この家紋、タケノコかと思いきや、「茗荷(みょうが)」だそうです。「茗荷(みょうが)」の家紋、こちらも初めてお目にかかりました。ふたつあるので「二つ茗荷」。調べてみたところ、「丸に抱き茗荷」というものかもしれません。

 

 

 

鎌倉の家 記事まとめ

神奈川県鎌倉市
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