平成建設の家づくり

キッチン、集めました

一日のうち、意外と長い時間を過ごすキッチン。おうち時間が増えたことで、今使っているキッチンの広さや使い勝手などを考えるようになった方も多いのではないでしょうか。誰が作業をするのか、どんな暮らし方をするのかによって、必要な広さや機能は変わります。皆さんの理想のキッチンを探してみませんか?

近年よく目にするキッチンは、コンロやシンク、収納など、キッチンに必要な機能を一つのワークトップでまとめたシステムキッチンと呼ばれるもの。大きく分けて、①各メーカーがデザインや機能をある程度パッケージ化させた「既製キッチン」、②お客様のご要望にあわせてゼロから製作する「オーダーキッチン」、③既製品とオーダーメイドの良いとこどりをした「セミオーダーキッチン」があります。それぞれの施工事例をご紹介しますね!

その1
工夫次第で個性も出せる!既製キッチン

LIXILやクリナップ、タカラスタンダードなど、各メーカーが提供している既製キッチン。調理や掃除のしやすさなどを研究・工夫をしているので、使い勝手も良いです。サイズや仕様が豊富なので、組み合わせ次第で同じ製品でも雰囲気が変わります。ショールームで実物を見られるので、サイズ感や質感などの完成品を体感できるのは既製品ならではですね。既製品でもオリジナリティを出したいという方は、キッチンの周りにカウンターや壁などを造り付けるのもおすすめですよ!

シャープな見た目が印象的な、サンワカンパニーのオールステンレスキッチン。お手入れが楽で、空間のアクセントとして取り入れることもできます。

木と黒いアイアンを組み合わせた個性溢れる、ウッドワンのシステムキッチン。オープンな収納は、調理器具をさっと取り出せるので便利です。壁付けの換気扇を採用すれば、インテリアとしても秀逸です。

LIXILのキッチンの前面に漆塗りのカウンターを製作して、大人の雰囲気漂うバーのような空間に。漆は親水性が良く、抗菌作用もあるので、水回りとの相性がいい素材。経年変化で表情も変わるので、長く楽しめます。

TOTOのアイランドキッチンは、キッチン周りの壁とダイニングテーブルを製作してオリジナリティを演出。壁の表面は、小さなタイルを貼って可愛らしい雰囲気に。キッチンの横にダイニングテーブルを配置すれば、配膳もスムーズです。

その2
サイズからデザインまで、あなたの理想を叶えます!オーダーキッチン

素材や天板、シンク、コンロ、水栓、収納の位置・サイズ、全体のサイズや高さなどをゼロから自由にカスタマイズできるオーダーキッチンなら、世界に一つだけのオリジナルキッチンがつくれます。お部屋の雰囲気に合わせたい、このメーカーの設備を取り入れたいなど、キッチンに特にこだわりたいという方におすすめです。

フリーハンドイマイで製作したL字型オーダーメイドキッチン。HARMANの三口コンロやクリンスイの水栓など、こだわりの設備を取り入れました。壁面のアメリカンチェリーは異素材のステンレスとも調和します。

ダイニングから独立させた空間に、ぴったりの寸法で壁付けにキッチンを配置。タイルとランプが、どこかレトロな雰囲気を感じさせます。大容量の収納は、位置や高さも全てカスタマイズして使い勝手も抜群です。

無垢のナラ材と白い人口大理石の天板で、優しく温かみのあるキッチン。背面収納にお洒落な家電やインテリア雑貨を並べれば、カフェのような雰囲気に。

コの字型のキッチンは、シナの壁面と天板のモールテックスのコントラストが印象的。手前の作業台を囲んで友だちと一緒に料理をするのも楽しそうですね。

平成建設の大工が製作したラワンのキッチンと収納は、ワークトップに白系のモールテックスを採用。コンロは置き型IHを採用しているので、ワークトップを広々と使えます。ダイニングテーブルとベンチは、木目の流れもお揃いな一枚板から製作した一点ものです。

和の空間に合わせて、木質部分に無垢材をあしらったこだわりキッチン。コンロはHARMANのビルトインコンロ プラス・ドゥを採用。壁付けにすることで、ダイニングと一体となり広々とした空間に。

ほどよく籠り感があるキッチンスペースには、kitchenhouseのオーダーキッチンを採用。リビングからよく見える背面の棚は、取っ手や素材をインテリアと合わせて製作しているので、リビングダイニング空間によくなじみます。

kitchenhouseで製作したオーダーキッチンは、背面のタイルや収納など、異なる素材の組み合わせも洗練された美しさを感じます。HARMANのコンロやMieleの食洗器など、こだわりの設備を備え付けて理想のキッチンに仕上げました。

その3
便利とオシャレのいいとこどり!
システムキッチン+製作家具。セミオーダーキッチン

システムキッチンとオーダーキッチンの良いとこどりをしたのが、セミオーダーキッチン。扉などの仕様や食洗器などの設備といった部分的にこだわりたいところはあるけど、コストも気になるという方におすすめです。

深いグレーとホワイトが優雅な印象を与える、kitchenhouseのセミオーダーキッチン。框戸の風合いが、どこか海外を彷彿とさせます。Mieleの食洗器やDELTA水栓など人気の海外製品も備え付けています。

無機質なグレーにオークの木材が柔らかい印象を加える、CUCINAのセミオーダーキッチン。背面収納をキッチンに合わせて製作しました。家電は背面収納の中に閉まって、見た目もすっきりしています。

住む人によって、キッチンも本当に様々です。どのタイプのキッチンが合っているのかは、ご自身が欲しい機能や理想的なサイズが、既製品で対応できるかどうかが一つの目安になります。最適なキッチン選びの参考にしてくださいね。


ライフスタイルに合わせた動線計画も大事です

どんなキッチンにしたいかを考える時、作業がしやすいという点は欠かせません。

キッチンの作業動線を考えるポイントの一つに、「ワークトライアングル」があります。ワークトライアングルとは、シンク・コンロ・冷蔵庫間の動線のことを指し、それぞれを線で結んだ時の形が正三角形に近いほど作業効率が良いとされています。冷蔵庫が空く向きや作業スペースの広さ、調理後に配膳をするまでにどう動くか、自分以外に作業をするかなど、食材を取り出してから配膳するまで普段どうしているのかを思い浮かべながら考えると、使いやすい作業動線が見つかります。作業動線と一緒に、生活動線や来客動線も考えると、よりライフスタイルにあった動線計画がイメージできますよ!
ぜひ、皆さんのライフスタイルにあった理想のキッチンを見つけてくださいね。

次回は、洗面スペースを集めます!お楽しみに~