平成建設の現場

鉄筋ジャングルジム

先日、車で帰宅する際、たぬきのような生物?が飛び出してきて望まぬ殺生する寸前で急ブレーキ。彼は無事に4車線道路を横断してきました。茅ヶ崎・寒川・平塚の境目あたりだったのですが、たぬきが住める環境が残っているのでしょうか…?ちょっと驚きでした。設計の四宮です。

 

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辻堂駅徒歩圏内にて施工中の賃貸マンションですが、お施主様のご厚意により、先週末に基礎の構造見学会を実施させていただきました。9日(土)は寒いくらいの雨でしたが、10日(日)は日差しに恵まれ、想定以上のお客様にご来場いただくことが出来ました。

 

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こちらは地盤改良工事着手日の様子。現場の土にセメント系の材料を混ぜ、直径1m、深さ5.3mの大きさで、改良コラムと呼ばれる柱上の改良体を142本も施工し、基礎が載る地盤をより強固なものにしました。一番上に載っている写真と高さは異なりますが、ほぼ同じ位置から撮影しています。整然とした土地に、鉄筋のジャングルジムが出来上がった様子が窺えます。

 

今回の建物は、鉄筋コンクリート造4階建てですが比較的地盤が強固で、諸条件を考慮した結果、布基礎という逆T字型の基礎で建物を支える構造としました。木造の場合は、白アリ対策も含め、建物をより基礎全体で支えられるベタ基礎を標準としていますが、RC造の場合は白アリの被害はほぼ問題になりません。建物平面の面積が大きいこともあって、今回はベタ基礎では構造計算上、過剰な設計になると判断しています。

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配筋が密なところでは太物の鉄筋が整然と並んでいました。ちょうど、藤沢ショールームの近くで軽量鉄骨造3階建てのマンションを他の会社さんが施工しており、通勤中の車窓から眺めていましたが、同じ布基礎でも平成建設の地中梁は3倍程度の大きさとなっています。

見学会でお客様とお話しをしていると、実際の現場を整理整頓の行き届いた状態で自信をもってお見せできるということが当たり前のことではないのだと教えていただきました。実物を見ていただいて選んでいただける。そんなものづくりを続けていけたらいいなと思います。