雑記

いつか氷コップでかき氷を

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藤沢支店 松永です。

先日、青山の骨董市にいってきました。『骨董市』と聞くと敷居の高さを感じてしまうところもありますが、青山では毎週末行われ同時にファーマーズマーケットが開催されることもあるため、気軽に足を運びやすい骨董市のひとつではないかと思います(日本各地から様々な種類の野菜、果物、ジャムなどが揃うファーマーズマーケットもおすすめです)。洋食器や和食器、各国から集められたカトラリー、何の仕事で使っていたのかわからない洋服や年季の入ったかばん等、幅広い商品がずらりと並びあれやこれやと目移りする中、今回は迷いに迷ってアンティークのボタンを手にして帰ってきました。独特のデザインのボタンはシャツのボタンとしてではなく、ちょっと手を加えてアクセサリーにしようと考えています。

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購入には至らなかったものの、骨董市でふと手にしてしまったのは氷コップと呼ばれるガラスの器。昭和初期までかき氷などの氷菓を食べる際に使われていた、当時の製品にしか見られない歪みや気泡、色味が魅力的な器です。

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私が初めてじっくりと氷コップを見たのはリノベーションを終えたばかりのK様のお宅を撮影で訪れた時のこと。K様ご夫婦が趣味で集められているという氷コップがTV台上の飾り棚に並ぶ姿が可愛らしく涼やかで、ひとつひとつのガラスの違い等の個性に大変魅せられてしまいました。こちらの飾り棚、決して氷コップのためだけにつくったわけではないのですが、こだわりの建具との並びがまた双方の魅力を引き立てるようで、TV台と合わせて飾り棚をご提案して良かった!と思った瞬間でもありました。これからの季節、目で涼を感じられる氷コップはインテリアとしてもおすすめです。

ただ、そんな魅力たっぷりの氷コップも何せ骨董品。決してお財布に優しいお値段とは言い切れず、今回も購入には至りませんでした。いつか自分の氷コップを手に入れて、かき氷やアイスクリーム、あんみつやところてんもいいな…器にあう氷菓をいただきたいと思っています。