雑記

クリエイティブであるために

book
「デザイナーという職業は、24時間、頭の中を仕事のことが占めている。だからこそ住まいの存在が仕事にも大きな影響を与える。デザインの仕事においては、気持ちのいい生活をしているかどうかがすべてではないでしょうか。家は、くつろげなかったら大変だろうけど、くつろぐだけの器というわけではない気がします。仕事のためにも、住まいはよりクリエイティブな心を養う場所でなければ」
(2014年チルチンびと神奈川より一部抜粋)
これは、大磯に自宅を構える、ファッションデザイナー中野裕通(hiromichi nakano)さんのインタビュー記事の中の言葉です。

 

わたしは考えました。我が家は果たしてクリエイティブな住まいだろうか?と。オフィスは?自分のデスク廻りは、クリエイティブなデスク廻りだろうか?
うーむ。

 

決して便利とは言えない大磯だからこそ、東京までの通勤の間に頭を切り替えることができるとも。
写真を見れば中野さんの家づくりへのこだわりが良くわかる、木や京都の唐紙、漆喰などで構成された空間。選りすぐりの美術品やアート作品、樹々に囲まれた暮らし。なんとクリエイティブなことか。

 

文章の締めくくりはこれです。
「不便なことは、実は便利なことよりもいい面が多い。安ければいい、便利であればいいという時代はおわっているのではないでしょうか——。」