雑記

照明器具にもアンティークを

藤沢支店 松永です。

こちらのブログでご紹介させて頂いていた茅ヶ崎古民家風住宅ですが、先日無事にお引渡しが終わり、現場関係者で 打上げを行いました。今回は別の物件と合わせての合同打ち上げということで、営業・設計・監督・大工・不動産…総勢10名が集まり、契約前から竣工後の 話、今の現場のこと…話は尽きることなく、あっという間に3時間越。其々の熱い想いに刺激を受けつつ、楽しい時間を過ごしました。

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(楽しそうな空気…伝わりますよね?)

 

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茅ヶ崎古民家風住宅では既存のランマを再活用したり、アンティーク建具が入ったりと懐かしさを感じる建具がアクセントとなり空間をより際立たせていましたが、忘れてはいけないのが和室につけられたペンダント照明。表面の青いガラスに葡萄柄の透かし模様が浮かぶ照明器具は大正から昭和初期に使われていたアンティークの製品です。…アンティークと言ってもコードや電球は新しく付け替えられていますので、正しくはアンティークの“電笠”ですね。LED電球を使用することができるようになっているので、外観はアンティークでも中身は最先端で省エネ!が可能です。今は空間を邪魔しないシンプルな照明器具や、器具を見せずに間接照明で明るさをとることが多くなってきていることもあり、青いガラスもガラスの透かし模様も新鮮に映ります。葡萄はひと房にたくさんの実をつけ広がっていく蔓性植物であることから、古くから生命と豊穣、子孫繁栄の意味をもつおめでたい柄とされています。製作当時の背景についても気になりますね。

 

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今までに採用してきたアンティーク照明の中でも私が特にお気に入りなのが“鶴首”と呼ばれるブラケット照明。アームの部分が鶴の首の形に似ていることから“鶴首”と名がつき、今でも京都の長屋等で見かけることのある照明器具です。非防水の器具になりますので外部では庇のあるところにしか取り付けることができませんが、細く長さがあるためどこか不安定さを感じるアームにまるい乳白ガラスが不思議なバランスで浮遊している姿は可愛らしく、明かりが灯された時のまるく柔らかい光は温かく、玄関のお出迎えの明かりにぴったりです。

現在の精密なガラス製作の技術とは異なり、透明でも厚さの違いによる歪みが見えたり、今では再現することが難しい独特の色むらがあったり…その当時の技術を身近に感じられるのもアンティーク照明の面白いところ。お部屋の空間づくりをする中で、お気に入りの照明器具を探してアクセントに用いるのはいかがでしょうか。とはいえ、“アンティーク“ですのでこれが欲しい!と思っても販売されていなかったり、どなたかに先に購入されてしまったり…出会いのタイミングは難しいところ。アンティーク照明探しにおすすめのお店の話もしたいところですが…長くなりそうですのでこの辺で。

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海老名市の平屋 構造見学会

2016年2月13日(土)14日(日)予約制
在来工法による平屋の施工状況をご覧いただけます。ご予約は、お電話(tel.0120-998-522)または、ご予約フォームより。
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パラッツォSUD 完成見学会

2016年2月20日(土)21日(日)
平成建設が企画・設計・施工をした1LDKの賃貸マンションです。各戸の玄関に設けた多目的ホールが魅力。
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