平成建設の現場

板倉構法の家の、瓦屋根

取材のため、少しだけ瓦屋さんと話をしました。静岡の『渡邊商店』という瓦屋さんです。平成建設で建てた「板倉構法の家」の瓦を制作・施工してくださいました。ホームぺージをみるとわかりますが、日本全国の瓦を工事しているようで、最近では神奈川県内の小田原城の瓦も修繕したそうです。

渡邊商店さんのホームページでも少しだけ紹介(こちら)されていますが、歴史ある城や、寺社仏閣の瓦の修繕工事、職人たちの仕事や、工事中の様子・・・、きっと熟練の技術や伝統があるんだろうと、瓦の世界、瓦職人の世界、気になります。

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さて、写真の「板倉構法の家」の屋根ですが、最近ではあまり見かけなくなった「和瓦」を使用しています。美しく並んでいますね。屋根と軒の瓦の種類が違うのが見てわかると思います。軒の瓦を「平板瓦」という平らな瓦にすることで、屋根の軽量化を図っています。

 

 

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鬼瓦と、軒先の万十瓦には、家紋である「桔梗」の紋を入れて焼いたこだわりの瓦です。鬼瓦は、鬼が彫刻されていなくても鬼瓦と呼ぶようです。

 

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2つの鬼瓦には、「ヘラ書き」と呼ばれる名入れを、お施主様自ら施しました。

 

 

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屋根の上の煙突瓦もオリジナルで制作したそうです。(渡邊商店facebookページより)

テレビなどで瓦屋根の家が倒壊している映像が流れると、瓦屋根大丈夫かなと不安になったりしますが、この住まいは、「縦桟(たてざん)工法」という、地震に強い工法で、屋根が施工されているとのこと。瓦屋根を検討する際は、そのような工法もあるようなので、ぜひご相談ください。

 

 

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平成建設の職人たちと、瓦職人の技術が結集して、とてもすてきな「板倉構法の家」が完成しました。

余談ですが、万十瓦を調べようと、検索したら美味しそうな瓦まんじゅうがヒットし、お腹がすきました。