リフォーム

リフォーム監督の1日~前編~※大垣の場合

さて、今回は弊社リフォーム部の監督の一日をご紹介したいと思います。


協力してくれたのは、リフォーム監督の 「大垣宏介(おおがきこうすけ)」さんです。 現在入社6年目で、工務部(建物基礎・鉄筋・型枠などを行う)から大工工事部を経て、昨年7月よりリフォーム部所属となった新人監督です。監督の業務や一日の流れを追いながら、大垣についてもご紹介できたらと思っております!

始業開始~10時

多くの監督は朝は事務所に寄らず、現場へ直行します。大垣もリフォーム部では新人でありますが、工事中の現場を数件抱えています。(※リフォーム監督は、設備の入れ替えなどの【ポイントリフォーム】から、柱だけを残すような大規模な【フルリノベーション】など、規模の違う現場を一人で複数件、同時進行で担当することがほとんどです。)


この日は朝から、先輩社員:石川の現場に直行。着工のための養生を行います。

「養生」は監督の業務の中でも、とても重要なものの一つです。リフォーム工事の多くはお客様が生活されている状態で行われるため、養生がいい加減だと、現場から出るホコリ・粉塵等がお客様の空間にまで飛んでしまい、工事をしない箇所も汚してしまう恐れがあるためです。現場に入る職人さんたちが作業がしやすいこと、そして、余計な汚れを出さず現場を綺麗に保つことは、現場を取り仕切る監督の重要な任務です。


この日の現場は分譲マンション。そのためお部屋の中はもちろん、作業員が出入りする際に使用するエレベーターや通路などの、実際は工事範囲ではない「共用部」も養生します。

工事中の現場は、写真手前の石川がいるところより更に手前になりますが、現場である部屋から通路をずーっと、ブルーシートを敷いていきます。


・・・どこまで行くんだ~?
ついには、写真奥の大垣がいるところから、角を曲がって十数メートル…エレベーターのある場所まで養生していました。実は、リフォームをするお部屋の真正面にもエレベーターがあり、現場に入る社員や職人さんたちはそちらのエレベーターを使用するんです。なので写真でブルーシートを敷いてる箇所は、基本的には工事関係者は通らない可能性が高いのですが、念のため、そこまで養生をするそうです。取材のため現場に初めて出向いた私は、その気遣いに感動しました。


大垣、どこを養生すべきか理解しているようで、テキパキと無駄のない動きで養生していきます。

エレベーターを出て1歩踏み出したときから汚さないように、エレベーターの扉ギリギリまで養生します。

赤線で描いたところに注目。入隅と呼ばれる部分ですが、壁の形に合わせてカットしています。ちょっとしたことですが、隅がぐしゃっとなっているよりは、絶対きれいです。


こういう現場での日々が影響しているのか、監督たちの事務所の机も・・・↓

隅とか端に合わせたくなっちゃう人多数。もれなく大垣も。(写真2枚目)職業病でしょうか?(笑)

11時~15時

養生やその日の作業について職人さんたちに指示をしたあとは、一旦事務所に戻り事務作業をします。事務作業も監督の重要な業務のうちの一つで「積算(=見積書の作成)」や「発注(=工事の材料の手配)」をします。

やはり隅や端に合わせて物、置きがち?(つい気になっちゃった)

この日は業者さんに建材類の「発注(材料の注文)」をするため、必要な木材の寸法を図面化して算出していたようです。


設計が作成した図面に基づき、必要な建材・部材類を注文するのは監督の役割です。この部屋の壁を作るならこれだけの木材が必要になる、などを判断して、業者さんに注文します。ものによっては「端材(=半端な長さになり現場では使用できない部分)」も出るため、その部分も加味し判断しなくてはいけません。


また建材類の「もの」の発注だけではなく、作業してくれる職人さん=「ひと」の手配もします。リフォームでは、お客様が生活しながら工事が進むため、工事することによって使用できないお部屋や設備(例えばお風呂が3日使用できない 等)を最小限に留める必要があります。段取りよく工事が進むように手配をして、お客様の不便さを最小限に抑えます。

続きは後編へ

さて!ここまでお伝えしましたが、少し長くなってしまったのでこの続きは次回にお伝えします。「監督の1日」の後編になります。そして、リフォーム監督になってから7ヶ月の大垣に「監督」について、「リフォーム」についても少し聞いてみたいなと思っています。お楽しみに~!

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