その他

普段は使えないコンセント

こんにちは。営業部の相田です。



まず、台風15号による被害を受けた方々、また大規模停電により今も大変な生活を余儀なくされている方々へ心よりお見舞いを申し上げます。




今回のブログは、停電時に、自宅の太陽光発電を『非常用自家発電設備』として使用する概念についてお伝えします。


既に太陽光発電を設置済みの方にも、これから設置をご検討される方にも今一度、災害時等の非常時に備えた知識として、この使用方法を再認識して下さればと思います。

尚、ご説明に使用する私の自宅の太陽光発電設備は2年ほど前に設置したシャープ社製のものです。
                 ↓↓

メーカーや商品、型式等によっては操作方法や用語が異なりますので、実際はご自宅に設置されているか設置される予定の設備の説明書をお読みください。




私の家の太陽光発電は、通常時においては設備が日の出と日没にあわせて電源を自動で入り切りしますし、日中の発電中については発電余剰電力を売電したり、足りない場合は買電したりを自動でやってくれています。

ですのでモニター画面を触るのはよほど気になって発電量や履歴を見る時のみとなり、年々触らなくなってきているのが実感です。



ですが停電時においては、モニターを操作する必要が出てきます。

いざという時に太陽光発電からの専用コンセントの利用ができないといけませんので一度復習です。。


私の家では専用コンセントに『太陽光コンセント』とシールで表示がされています。


このコンセント、普段は電気が通じていないので使うことはできません。



このコンセントを使うのにはまずモニター横のボタンを押すことからスタートします。

(モニター画面の横に切替ボタンがあるのは通常運転中に誤操作しないようにするためのようです)





ボタンを押すと次の写真のように現在の運転状態がまず表示されます。

「連系運転中」・・

ここで矢印の「自立」という部分をパネルタッチすると・・・



現在の状態は一度、「自立手動停止中」となります。


設定切替が「自立」になったことを確認してから今度は矢印の「運転」部分をパネルタッチすると・・

                ↑           

   「自立運転」がスタートします。



ちなみに

「連系」というのが太陽光パネルで発電した電気について、電線を介して電力会社とも繋がってやり取りする状態に対して、

「自立」というのは発電した電気については外部とのやり取りを止めて、宅内の専用コンセントでのみ使える状態にすることを意味します。



ここで根本的なお話しですが太陽光発電ですが、太陽の出ている日中に稼働します。
ですので、太陽が出ていない時間帯や雨天で真っ暗になるような日中は発電がされません。

したがって停電時にいつでも有効ということではありませんのでご注意ください。
非常時において太陽光発電が稼働しない時間帯でも電気を確保したいということですとあわせて蓄電池等の設置が必要となります。





さあこれで太陽光発電で生み出された電気を専用コンセントから使用できる準備が整いました。

太陽光発電が『非常用自家発電設備』として利用できる状態です。



専用コンセントからは最大で1,500ワットまでの電気が使用可能です。


私の家では非常時にスマホ充電や扇風機の使用を想定し、太陽光発電からの専用コンセントを手の届きやすい位置に設置してもらいました。

※停電時はまず冷蔵庫に繋ぎたくなることが多いこともあり、冷蔵庫上に専用コンセントを付けるケースが多いと思います。

私は冷蔵庫へ届くようにするために5メートルの延長コードを準備しております。

冷蔵庫については中身が少なくなれば優先順位を下げてコンセントを抜いてほかの使用に回したいので、個人的には停電時に臨機応変に対応しやすいこの設置位置がお勧めです。


静岡県では南海トラフ巨大地震を想定した備えも必要です。

想定外は色々とあるかもしれませんが出来る限りの準備をご一緒に考えましょう。


新築やリフォームをお考えの際には、防災面もご検討に入れていただきたいと思います。

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