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荒井×中村
施工管理

チームワークで造り上げる、平成建設の施工管理

■ 荒井 治 Osamu Arai
地場工務店や土木建設など様々な様々な企業・現場で経験を積み、平成建設にキャリア採用で入社。本社の工事部門を主に統括していたが、最近では統括エリアを首都圏にも拡大。賃貸マンションの現場の最前線に立ちながら、若手の指導にも力を入れている。

■ 中村 哲 Akira Nakamura
新卒入社。工務部で10年近く職人(多能工)を経験した後、自身のスキルアップを考え施工管理へのチャレンジを希望。先輩に付いてRCの賃貸マンション・店舗を経験し、現在はRC造の新築住宅の管理に奮闘中。
施工管理の面白さとは?
中村:自分が組んだ工程通りに工事が進んでいき、仕事の成果が目に見えて分かるのは、面白いですね。
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荒井:施工管理職は、急な工事変更や天候のトラブルなど、様々な問題を解決しながら工事を工期内に終わらせなければなりません。工事を統括するのは大変ですが、責任がなくなったら仕事の面白さも感じられないかもしれません。「どうしたらもっと効率的にできるだろう」「この方法がうまくいった」と、常に思考を働かせられるのも、施工管理の面白さかもしれません。
では、平成建設の施工管理の面白さとは?
荒井:職人と共にモノづくりしている実感を得られることです。もともと、平成建設の「内製化」に惹かれて入社を決めました。普通は外注するはずの職人が、社内にいるということは想像以上に面白いです。外注ですと、どうしてもお互いが自分の都合を優先した作業になりがちですが、職人も同じ社員だと「全員で良いモノをつくろう」と、協力し合います。「職人のチームワークをどう工程に生かそうか」「全員で成し遂げられることとは?」といつも考えています。職人とコミュニケーションを取りながら指揮をとり、チームワークで建物を完成させる楽しさを強く感じられるのが、平成建設の施工管理の魅力です。
やりがいを感じる瞬間は?
荒井:建物が完成して無事に引き渡せた時はもちろんですが、建物に電気が灯った瞬間も感慨深いですね。ここまで関わってきた職人さんや工程を思い出し「ついにここまで来た、完成まであと少しだ!」と感じます。
施工管理にはどんな人が向いていますか?
中村:人と接することが好きな方が良いですね。営業・設計といった社内の人やお施主様はもちろんですが、建築中は工事に関わる多くの職人さんや業者さんとの打ち合わせが必要になります。その際、相手の意見を汲み取りながら、こちらがやって欲しいことを正確に伝えなければなりません。仕事の話だけでなく挨拶や声掛けをするなど、日頃のコミュニケーションは欠かせないと思っています。
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荒井:「わからないから教えてください」と素直に人に聞ける人がいいですね。知らないことは、製品を良く知る業者さんや経験がある職人さんに聞けばいいのです。自力で解決しようと1つの問題に固執するのではなく、柔軟な姿勢で知識は広く浅く持ち、わからないことはプロに尋ねる、その姿勢が大事だと思います。
多能工から施工管理へのチャレンジを決めた理由は?
中村:多能工として9年働き、ひと通りの仕事を経験しました。「もっと仕事の幅を広げたい」と思い、自身のステップアップの手段として施工管理にチャレンジしました。
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荒井:施工管理に異動したからとはいえ、ずっと施工管理を続けなければいけないとは思っていません。もし、また職人に戻ったとしても「安全管理」や「予算管理」といった施工管理のスキルが備わった状態で戻ることになります。その後の多能工の仕事のやり方に変化があるかもしれませんし、周りの多能工にも良い影響を与えられるかもしれません。そういった選択ができるのも平成建設の良さだと思っています。私たちが目指している「棟梁」というのは、職人を統括する人という意味ではありません。建築士であり、現場監督であり、積算も職人も、そして職人のリーダーも全てを担うことができる人物のことを指しています。人を惹き付ける魅力という意味では営業的なチカラすら備わっているかもしれません。そんな棟梁を目指してほしいので、職人からの異動も快く引き受けています。
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中村:そうですね。今は職人に戻ることを考えてはいませんが「自分がつくりたい」という気持ちは忘れていません。だからこそ、職人に対しては熱が入った厳しい指導をすることも。私が監督することは、職人にとっても良い刺激になると思っています。
就活生へのメッセージ
荒井:工事をスムーズに進めるためには、2次元の図面から3次元の完成形をイメージすることが必要になります。そのため、日常生活の中で多くの物を見て、寸法の感覚を身に着けると良いと思います。机の天板の厚みや脚の太さ、窓枠の厚みなどに身近にある物の寸法を測るのもいいですね。また、旅行先で建物や日本家屋に触れるのもお勧めです。自分の中に「基本の寸法」「美しい寸法」が備われば、建築の仕事をする上で強力なスキルとなります。
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中村:平成建設では、多能工や大工として入社しても、施工管理のスキルを身に着けることができます。私も入社した時は、ずっと現場で職人として働くと思っていましたが、今は施工管理をやっています。同じように施工管理に異動した職人仲間や、再度、職人に戻る人もいます。同じ会社の中で、仕事の幅を広げられるのも平成建設の良さだと思います。