マンションリフォーム完成 その2

こんにちは  設計担当の池上です。

 

 

完成したマンションリノベーションの続きをお伝えします。

 

大きなルーフバルコニーに面したリビングには

 

縦型バーチカルブラインドが美しく収まるように計画しました。

 

 

 

 

 

 

 

マンションの高層階は風が強いため、意外と洗濯物を干しながら外出するのは心配になります。

 

 

 

そこで、このような室内物干し用商品を使用する事も多いのですが・・・・

 

 

正直、こちらのお宅に付けると リビングのイメージが台無しになってしまいます。

 

 

そこで、私が提案させていただいたのが 造作のカーテンボックスと一体デザインとなった室内物干しです。

 

枠材を壁より大きく出っ張らせ、上部にスリットが切ってあるため、風が吹いてもハンガーが落ちることはありません。

洗濯ばさみの付いた物干しも、窓に干渉しないようぶら下げる事が可能です。

機能のあるデザインこそ、説得力がありますよね。

 

 

 

 

 

 

しかし、窓際の室内物干しはあくまでサブ的なものとしています。

 

それは・・・

 

物で溢れていた既存の洗面脱衣室を改修し・・・

 

 

 

化粧台自体はコンパクトにし、収納力が豊富な実用性重視の洗面脱衣室に改修しました。

 

 

正面に見える機械はなんと、ガス乾燥機です。

天日干し以上にフワフワ乾燥が可能で、浴室のガス衣類換気暖房機よりリーズナブル。

乾燥時間も短くて済みます。

 

 

住宅では簡単に設置できる機械ですが、マンションでは排気が取れないためなかなか設置出来ません。

今回は、大きく間取り変更を行ったため、各ダクトの排気ルートを見直し、ガス乾燥機用の排気ルートを確保する事が可能となりました。

 

 

正面奥の壁面収納には、雑巾掛けや洗濯ばさみ掛けなどの機能を持たせ、ロールスクリーンでサッと隠せる仕様です。

この使い勝手の良さ、わかっていただけますよね!

 

 

 

 

次回につづく・・・

 

リフォーム部

一級建築士、既存住宅現況検査技術者
静岡県耐震診断補強相談士

17年間設計の仕事を通して多くのお客様と接する中で感じることがあります。それは、使い勝手の改善は当然ですが、人に自慢したくなる素敵な空間は生活を豊かにするという事。そしてお客様は求めている以上の答えを望んでいるという事です。
まずは、料理や掃除洗濯などの家事全般を日常から行い、お客様と同じ感覚でお話出来るように心がけています。
また、常に柔軟な発想で、費用対効果を意識しながらデザイン性の高い仕事をしています。
もし、他でリフォームの計画をお考えでしたら、一度声を掛けて下さい。きっと違いを感じていただけるはずです。

雑誌取材履歴
雑誌:Natural Hausing 2013年Vol.5掲載
雑誌:ガレージのある家  2015年Vol.35掲載
雑誌:Garage Life    2016年Vol.66掲載
雑誌:EDGE        2017年9月号

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