大工の日々―平成建設職人集団

先月からT様邸でお世話になってます。

唐澤です。

(正確には材料を選定、整理する作業、埋め木、刻み、仮組など、ちょいちょい手を出させてもらってますが)

ブログにも仲間入りさせてもらう事になりました。

今後もよろしくお願いします。

 

これは私が今使っている小鉋です。

サイズは1寸４分(通称すんし)です。

この鉋の台(木でできた部分)じつは

この曲がった梁と同じ樹種です。

赤樫と言います！

 

以前この梁を刻ませていただいた時、古材といえどもとても硬く粘りがあったのを覚えています。

実際よく鉋の台に使われていますが、それぞれの木の持つ個性・魅力を自分自身が実感した上で、作った台なので愛着もひとしおです。

他にも色々な樹種を購入して寝かして（乾燥させて）あるのですが、こういう機会があると、真っ先にその樹種で作ってみたくなります！

 

この鉋で木口を削ったり、つき合わせる部分を削ったりしています。細かい作業をする時よく使ってます。

 

大工道具の中では鉋が一番好きで他にもいくつか自分で台を据えたものがあります。家を作るのも好きですけど道具を作るのも好きです。自分で手をかけた道具を使って仕事をするのも大工としてのひとつの楽しみだと思います。

 

 

早朝のすーぱーむーんwith箱根の紅葉?