見学会直前、社内検査

打ちたての生コンを横目に見つつ、今日は現場に社員が集まります。こちらの住まいの仕上がりを多数の目でチェックする社内検査の日なのです。




翌日からの見学会を控えて雑多な雰囲気になってしまったリビングに集まり、社内検査を開始します。設計士・菊地からお住まい建築の背景やコンセプト、また、監督・平賀から現状に関する注意点などが告げられて、検査スタートです。




検査の様子を写真に納めつつ、私も気になるところがないかチェックしていきます。たとえば、玄関に新しくお目見えした式台の段差。一度下がっていることで、玄関側と客間側が別空間なんだな、という意識が生まれます。菊地が「客間を離れのように演出したかった」と話していたので、このような高さの変化は狙いなのだ、と体感できました。

設備の不具合がないか、仕上がりに問題はないか、だけではなく、このような体感を含む使い勝手も確認していきます。




「この階段ホールが親世帯と子世帯のバッファーゾーン(緩衝地帯)になるわけね…」と設計士・和知(右)。隣にいる菊地に「この手すりは一体成型で搬入したの?」と質問しています。

「バラバラで搬入してます。ここで、つないでます。」と菊地。目を凝らして見れば継ぎ目が見つかりますが、普段の昇り降りでは全然気にならない施工精度です。



設計士・甲斐は電気関係をチェック。コンセントにチェッカーを刺して電気が届いているか確認しています。甲斐の手元が光っているので、ここは電気が届いています。OKですね。




和知は客間にある杉の窓枠の納まりも気になっているようです。監督・平賀に確認中…。




さて、検査が完了し、再びリビングに社員が集まります。工事部次長・佐藤が取り仕切り、検査で気づいたことを各々報告していきます。




まずは電気関係のチェックを担当した甲斐。「問題はありませんでした。一か所だけ、荷物でふさがれて確認できなかったコンセントがリビングにありますが」
すかさず監督・平賀が「了解です、後日チェックしておきます」。



他には
「完全同居型の二世帯住宅のゾーニングを、よく読み解けたプランニングだった」
「大きな建物の視線の先を受け止める、出っ張った客間の部分が効果的なボリュームになっていた」
「さまざまな樹種が使われている室内だが、まとまったデザインに仕上がっていた」
「客間と玄関を仕切る大きな引き戸が、年数を経て、建て付けが悪くならないか心配」
などという意見が出ました。


懸念事項も上がりましたが、この先、長~いお付き合いになるお施主様ですから、アフターメンテナンスでフォローできるといいなあ、と思いました。



この週末、こちらの二世帯住宅にて見学会を開催中です。
ご覧になりたい方は、沼津ショールーム 0120-941-170 までお問い合わせください。お待ちしております!