平成建設の家

街中の3階建て二世帯③「断熱工事」

こんにちは。大工工事部の高橋です。
前回土台を据え付けた現場は、どんどん工程が進み、先日断熱工事が行われました。
一般的な木造住宅では様々な部位から熱を損失しています。貴重なエネルギーの消費量と費用を節約できる省エネの住宅にするためには、屋根や壁、床までを含めた断熱が大切になってきます。


・基礎部分の断熱
まず基礎の内側の立ち上がりと、基礎のベース面にスタイロフォームを敷き詰めます。
補足ですが…スタイロフォームとは、写真の青い材料のことで、一般住宅をはじめ建物の断熱に多く利用される、優れた断熱性のある建材です。実はこのスタイロフォーム、発泡スチロールと同じ材質でできています。発泡スチロールといえば一般的に断熱材として使われていますが、スタイロフォームはより断熱性が高いんです‼断熱の性能を測る指標として『熱伝導率』というものがありますが、(この数値が少ないほど断熱性が高い)この現場で使用しているスタイロフォームの熱伝導率は0.028。一般的によく見かける発泡スチロールは約0.04と言われていて、約1.5倍の断熱効果があり、より断熱性能が高い材料であることがわかります。
実際触ってみるとわかりますが、本当に暖かくこの上でするお昼寝は格別です‼

次にどうしても出来てしまう隙間を埋めるために、ウレタンフォームを吹き付けていきます。このウレタン。吹き付けてすぐに膨らみ、密着するので隙間を完全にシャットアウトすることができます。その一方で、手につくと非常に取れにくいため慎重に作業します。(新人の頃、何度こいつにやられたことか…。)

隙間全体に吹き終わったら、基礎断熱完了です。基礎内側の立ち上がりと、基礎のベース面(外周から910㎜幅)を断熱施工することで、冬の冷気を防ぎ、足元から暖かくします。


・屋根と壁の断熱
屋根と壁には、ウレタンフォーム断熱材を躯体に直接発砲し隙間なく充填。躯体に密着させることで、断熱性能だけでなく気密性能も高めることができ、夏は涼しく冬暖かい『高気密』+『高断熱』な住まいを実現できます。

吹き付け終わった段階の写真です。屋根一面、壁一面にしっかりと吹き付けられているのがわかります。外周壁には100㎜、屋根には200㎜の厚さで施工されており、夏の日差しや冬の冷気をシャットアウト。室内の空気を外に逃がさず、冷暖房効率を高めることで、光熱費を抑えることにもつながります‼
寒い日が続き、暖房が欠かせない今の時期…。光熱費が節約できるのは非常にありがたいですよね‼

ちなみに…厚生労働省のガイドラインに定められた揮発性有機化合物(VOC)を含まない安全な素材を使用し、水を発泡剤として使用するため、暮らす人にはもちろん、施工する人にも優しい断熱材です。
断熱工事が終わったことで、現場内も暖かくなり、より一層動きやすくなりました‼ここから作業は内部下地‼少しずつ家の形が見え始めてきますので、ご期待ください‼

おまけですが…
日常でよく使われる建築用語をまた一つご紹介します。
『束の間』という言葉。『ほんの一瞬』、『ごく短い時間』を表す言葉ですが、実はこの言葉の由来は建築用語から来ているんです。
住宅建築において、梁(はり)の上や、床下などに建てる柱は、通常建てられる柱に比べて、非常に短く、『小屋束』『束柱』などと呼ばれます。このことから、『束』は「短い」「少し」という意味に変換され、現代において使われている『束の間』の意味になったといわれています。
建築って本当に歴史があり、奥が深い。

街中で悠々と暮らす二世帯住宅

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