家づくり

街中の3階建て二世帯①「土台据え付け」

寒い日が続いていますが、今日も元気に現場に出ています。
こんにちは、大工工事部高橋直人です。
さて、現在自分はというと…
年明けから新しい現場が始まりました!!

大工初日の仕事としては、平成建設の多能工が、しっかりと作ってくれた基礎に、建物の『土台』を据え付けるところから始まります‼
今回の建物はSE構法という構造。独自開発されたSE金物と木材を組み合わせた木造ラーメン構法で、一般木造住宅では必須とされていない構造計算を、鉄骨造やRC造、大規模建築と同じ手法で計算されており、とても信頼性の高い構法です‼

まずは柱の根元部分となる柱脚金物を、基礎にしっかりと取り付けていきます。
この柱脚金物の上に、柱を乗せていきます!!
どうやって?と思いますよね。

柱にも溝と穴が開いていて、『ピン』と呼ばれる金色の棒を金槌で叩き入れ、柱と柱脚金物を合体させることで、柱を建てていきます。

こんなに大きな柱脚金物が付くところも…。かなり大きな柱がきますね…。

木材は穴をあけて、専用の金物で基礎から出ているボルト達に、しっかりと締め付けていきます。このように柱を立てていく前段階の準備として、金物と木材を基礎に取り付けていきます。この『土台』が取り付け終わったら、柱を建てたり、梁を入れたり、建物の骨組みを組み立てていく、いわゆる『建前』を行っていきます!!

街中で悠々と暮らす二世帯住宅

静岡駅から徒歩圏内に建つ3階建ての二世帯住宅。庭や数台分の駐車場を確保するためビルトインガレージを採用しています。生活時間が異なる世帯が 程よい距離感をもって心地よく暮らせる工夫が満載です。

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おまけですが…。日常でも使うことのある『本音と建前』という言葉。その『建前』、実は建築用語から生まれた言葉だということをご存じでしょうか。
『建前』は、表向きの方針・基本となる原則 という意味がありますが、もともとは、建築で柱・棟・梁などのおもな骨組みを組み立てることを意味していました。主要な骨組みという意味から、基本となるもの、さらに表向きの方針へと意味と用法が転じた言葉だといわれています。
このように、日常で使われている、建築用語から生まれた言葉はたくさんあります。『束の間』や、『羽目をはずす』、『子はかすがい』などなど。
またご紹介していきたいと思います。


さて、静岡支店SRワークショップが2.29日に開催されます。今回は一輪挿しのワークショップとなっています。自分も大工としてお手伝い致しますので、是非ご参加ください‼お待ちしております。

一輪挿し ワークショップ

キューブ状の木を組み合わせてつくる一輪挿しです。樹種を選び、カットしてやすりがけをしたら、塗装して仕上げます。

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