胴縁 木下地のお話

外部では、サイディング工事が始まっています。平成建設のロゴマークの透湿防水シートの上に、厚み18㎜の桧の胴縁を縦に取り付けてから、サイディングを金具で止めています。大掛かりに外装を改修しているので、当社の新築でサイディングを張る場合と同じ施工方法にて工事をしています。

胴縁があることで、シートとサイディングの間に隙間ができ、そこに空気の流れが出来る『通気層』となっています。それにより断熱性や遮音性の向上を期待しつつ、木材の腐敗を防ぐことにも繋がっています。

内部も下地を見てみましょう。

色が焼けている既存の木材の中に、色の白い木材が縦に取り付けてあります。よく見ると裏側にパッキン材を挟み込んでいるのが分かります。既存の木材は、乾燥による収縮などにより、少なからず歪みがあり壁の通りが真っ直ぐでないことが大概です。それを薄い材料を何枚か重ねて下地に入れることで、矯正しています。

この作業は、地味ですが手間が掛かります。仕上がると見えなくなりますが、仕上がりに影響する重要な工程となります。

今回は、木下地についてでした。