川崎 普照 彫刻展

2016年1月8日(金)~2月17日(水)

川崎 普照 彫刻展

人間愛あふれる造形の数々

日本芸術院会員でもある川崎普照(かわさき ひろてる)は、日本を代表する彫刻家として多方面で活躍中です。彫刻の道に入ったのは27歳と比較的遅いのですが、デビュー後は日展の特選、内閣総理大臣賞受賞を始め、日本芸術院賞受賞や、旭日中綬章受章を重ねて現在に至っています。確かな基礎技法の習得に時間をかけ、義父である彫刻家の平野啓吉から木彫と彩色を学び、平櫛田中の彩色の影響も受け、塑造だけでない幅広い造形表現を確立しました。さらに独自の作風を築き上げて注目され、彫刻界に新風を吹き込みました。今回の個展では、普照の人間愛あふれるブロンズの人物像や、伝統的な木彫の上に細かい彩色を施した作品を一堂に展示致します。人を見つめ自然を愛する普照の目線は、力強く大胆でありながら繊細で、細部に迄入り込んでいきます。大らかで明るい人柄がそのまま伝わってくる数々の作品は、豊かに生きる力を感じさせてくれるでしょう。

作家略歴

川崎 普照HIROTERU KAWASAKI
1931年 5月15日 東京都北区生まれ。
1959年 太平洋美術学校入学。彫刻家として活動をはじめる。
1960年 第8回日彫展初入選・奨励賞受賞(以後 日彫賞等受賞4回)
1961年 日展初入選(’64年 特選受賞、’93年 内閣総理大臣賞受賞、’05年日展常務理事・審査主任)
1962年 第58回太平洋展初入選・奨励賞受賞(以後 文部大臣奨励賞等受賞4回)
1972年 ヨーロッパ研修
1987年 日本彫刻会 運営委員(’98年 理事、’02年 委員長、’06年 理事長)
1989年 北彫展結成(〜’15年 毎年開催)
1998年 日本芸術院賞受賞
2004年 日本芸術院会員
2007年 旭日中綬章受章

イベント概要

  • 開催日2016.1.8(金)~2016.2.17(水)
  • 会場平成建設世田谷支店併設 平成記念美術館 ギャラリー
  • 観覧料無料
  • 問い合わせ先03-3426-1103(平成記念美術館ギャラリー)