平成建設の現場

建物を引き立たせるエクステリアの維持の仕方

初めまして。設計の小泉です。日常を通じて静岡ショールームやスタッフの紹介、また、設計の仕事についてご紹介したいと思います。よろしくお願いします。

今日は、夏の庭木のお手入れについてお伝えします。美しいエクステリアを維持するためには、樹種に合わせた剪定を行うことが大事です!

梅雨時の貴重な晴れの日、駿河区にある賃貸マンションへやって来ました。こちらは平成建設の設計施工物件で、不動産管理まで一貫して行っています。

青々と茂る植栽。今年も元気に育ちました!しかし、ボリュームがでてきていますね…毎年、6~7月は夏のお手入れということで、常緑樹の剪定をメインに行います。

こちらは不動産管理課の山内さんと松野さんです。植栽の状態を確認していると…

「アシナガバチ」が現れました!松野さんが素早くスプレーで撃退します。(後ろ姿の写真は伝わりにくい…)安全が確保されたところで、剪定開始です。

設計の後藤さんが、もみじの剪定についてアドバイス中です。(落葉樹のもみじの剪定に適した時期は冬場ですので、枯れ枝の撤去だけ行いました)私たち設計士は、植栽管理を協同(今回は「設計と不動産管理課」植栽計画時は「設計と造園屋さん」竣工後に植栽整備する時などは三者で行うなど、状況によって変わります)することで、経年の様子や管理状況を把握し設計に活かします。

満開のシマトネリコは、お花が終わってから剪定することにしました。丈夫で育てやすい木ですが、成長が旺盛なため、年に数回剪定が必要です。

松野さんが樹木の塊に手をつけます。この中には、植えていない木(雑木)もあったので撤去しました。お庭は自然の影響を受けるため、鳥が種を運んでくることもあります。種が芽を出し、やがて立派な雑木に成長することもあります。

今回の雑木は、庭木への日当たりや風通しを悪くしており、成長の妨げになったり、病害虫の発生も予想されます。また庭木の配置バランスも崩れていました…

山内さんは椿を丁寧に剪定していきます。枝が伸びて込み合ったところの枝を切ります。

作業は折り返しを迎えました。樹形を整え、庭石の間にある照明器具の電球交換も行います。

落葉を撤去し、同時に回収を進めます。役割分担して行うと早いですね!!作業を開始して2時間ほど…

BEFORE
AFTER


風の抜ける気持ちの良いアプローチに戻りました!植栽を健全な状態に保つために、剪定は大切な作業です。美しいエクステリアは建物を引き立たせますね!