サンジャック女流彫塑会 50周年記念展

2026年1月17日(土)～2月26日(木)

彫刻の女神降臨

文化勲章受章者の彫刻家・中村晋也の薫陶を受けた女流彫刻家たちのグループ展「サン・ジャック女流彫塑展」は、鹿児島を拠点に毎年開催し、昨年50周年を迎えました。 1974年、発足当時の日本彫刻界に女性は希少でした。鹿児島大学の彫刻研究室に入門した若き女流彫刻家の卵たちに、「高みを目指して活躍する未来を創出してほしい」と中村がエールを送ったのがこのグループ展の始まりでした。 中村がパリ留学時に助手を務めていた、彫刻家アペル・フェノサのアトリエが、サン・ジャック通りの近くにあったことから、「サン・ジャック女流彫塑展」と中村が命名しました。 切磋琢磨する仲間を増やし、毎年展覧会を開催することを誓い、歩みを重ね、40周年記念展は会名の由来となったパリで開催することが叶いました。 そして50周年の節目は、東京で記念展を開催する願いを叶えて頂くことができました。2026年は、恩師の中村晋也が百寿を迎えます。 恩師の賛助作品も含め、これまでの歩みを綴る彫刻作品を、感謝を込めて展示します。ご覧いただけましたら幸いです。

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