ヌーベル賞(1985年)から大臣賞(2018年)までの軌跡「KOREMADEの高木厚人展」

2021年1月14日(木)~2月27日(土)

「KOREMADEの高木厚人展」

心のフィルターでみて表現する「かな書の世界」

書家であり大東文化大学教授である高木厚人は、二十歳の頃、心臓外科医に……美術史家に……詩人に……と未来を描きながら予備校に通っていました。実家を離れ京都での大学生活を始めるにあたり、父親からの勧めで奈良の杉岡華邨の元に稽古に通うことになり、紆余曲折の後、かな書で立とうと決めたのは大学を卒業した28歳の時でした。 その後は杉岡華邨から集字聖教序、蘭亭序、書譜等の漢字の基本と、高野切、本阿弥切、中務集等のかなの基本、そして華邨の書法を学びます。専門学校、大学で教鞭をとりながら日展、読売書法展を中心に作品を発表してきました。 本展では、杉岡華邨が主宰する臨池会に入会し初出品した作品「春霞」(28歳-臨池会ヌーベル賞)から「吉野山」(65歳-日展内閣総理大臣賞)までの高木厚人代表作を小品を交えて展示いたします。作品とは「心のフィルターを通して自身の鏡に映ったものを目の前の紙に再現し出したもの」、個性とは「心というフィルターそのもの」、日頃そう述べている高木厚人によるかな書の世界をお楽しみください。

展示会概要

  • 開催期間2021.1.14(木)~2021.2.27(土)
  • 会場平成建設世田谷支店併設 平成記念美術館 ギャラリー
  • 観覧料無料
  • 問い合わせ先03-3426-1103(平成記念美術館 ギャラリー)