無鉛釉の世界
武腰敏昭と武腰冬樹による九谷焼展

2019年10月7日(月)~11月16日(土)

無鉛釉の世界 武腰敏昭と武腰冬樹による九谷焼展

人と環境に優しい無鉛釉の世界

石川県能美市寺井町で江戸時代後期から続く九谷焼の名門武腰家は、初代 武腰泰山、二代 武腰善太郎、三代 武腰敏昭(当代)、四代 武腰冬樹と続いています。今展覧会では、日本藝術院会員・日展理事の三代 敏昭と四代 冬樹の作品を展示いたします。 三代 敏昭は、金沢美術工芸大学で工業デザインを学び、自由な発想で独自の造形と絵付けをし、器から陶壁画、環境造形まで多角的に作陶を続けています。形にこだわり、九谷焼の原点である絵画的要素や文様が施された作品は、シャープで豊かな造形に自然が調和する藝術性豊かな作品です。長い年月をかけて開発研究してきた「無鉛釉薬」を作品に使用し、鉛の毒性を心配することなく、人と環境に優しい〝無鉛釉の世界〟を広く世界に向けて発信しています。本年度その功績が認められて、武腰敏昭が代表を務める日本無鉛釉薬推進委員会が文化庁長官表彰を受けています。 四代 冬樹は、金沢工芸美術大学卒業後に父の元で修行を積み、日展で特選受賞を重ねてきました。日本現代工芸美術展や石川県陶芸協会でも活躍し、その格調ある作風は優しく高潔な人柄をよく表しています。 九谷焼の藝術家として時代を超えて世界に羽ばたくため、常識にとらわれず空間を飾る新しい表現を追い求めていく二人の作品をお楽しみください。

展示会概要

  • 開催期間2019.10.7(月)~11.16(土)
  • 会場平成建設世田谷支店併設 平成記念美術館 ギャラリー
  • 観覧料無料
  • 問い合わせ先03-3426-1103(平成記念美術館ギャラリー)

イベント情報

ギャラリートーク「環境造形と無鉛釉の創作」
  • 開催日 / 2019.10.14(月・祝)
  • 会場 / 平成記念美術館 ギャラリー
  • 時間 / 14:00~15:30(13:30受付開始)
  • 定員 / 50名(予約優先)
  • 参加費 / 無料
  • お申込み / お電話にてお問い合わせください(03-3426-1100)