住宅を支える基礎、それを支えるパーツ

台風が過ぎ去った翌日、基礎工事が行われている現場に足を運びました。この日は、配筋(鉄筋を組み立てる作業)をおこなっていると聞いてきたのですが、すでに完了しているようですね…。


こちらの基礎工事の親方、多能工・山下に、今の作業内容を教えてもらいました。
「今日はこれから内メタル(内側の型枠)を入れていくのですが、まずは内メタルを支えるTバーの高さを確認していきます」

Tバー?

「これです」


「これが、鉄筋の下にありまして」


「こう、内メタルを乗せていくんです」

内側の型枠、どうやって立てているんだろう?と今まで思っていましたが、自立している理由が、やっとわかりました!(外側の型枠は捨てコンの上に自立していたのでわかりやすかったのですが…)



では、「Tバー」の高さ確認、開始です。レベルを覗いているのは多能工・伊藤、メジャーを持って配筋の上に立つのが多能工・山下です。

「785です!」伊藤が数字を読み上げます。

その数字を聞いて、Tバーを調節する山下。

「790です!」


高さ確認が終わったTバーには、マーカーでチェックを入れていきます。



というのを、ざっと20か所くらい、確認していきます。

台風の翌日なので、10月とは思えない暑さ!カメラを持ってうろうろしているだけで汗だくになります。不安定な鉄筋の上を歩くのは体力を使うので、多能工はそれ以上に暑いはず。


Tバーの高さを全部確認し終わったら、

型枠を加工場に取りに行っていた多能工・奥田も加わり、3人で型枠を荷下ろし。 あの大きい型枠、1枚10kgくらいあるって聞いたことあるんですけど、奥田は2枚持ってますね…。先輩多能工、力の違いを見せつけます。


型枠を下ろしたら、次は図面を見ながら必要な枚数を配っていきます。サッと図面を見てササっと型枠を運ぶ奥田。先輩すごいです。





必要なパーツが揃った部分から、多能工・山下が型枠を組み立て始めたところで



お昼になってしまいました。


型枠の完成は、午後ですね。どんどん暑くなる時刻ですので、熱中症に気をつけつつ頑張っていただきたいです。