厳しくたのしい社内検査

建物の工事が終盤を迎えると、現場に携わっていたスタッフ以外の社員が現場へ赴き、まっさらな目で現場の仕上がりを検査します。コンセントの通電や照明スイッチに不具合はないか、建具のおさまりに問題はないか、などを複数の目で厳しくチェックするのです。
コンセントの通電は見た目だけではわからないので、このようなチェッカーを使って調べます。手前のランプが光ればOK!ちゃんと電気が通っています。



検査前に、 監督・寺本から検査官へと工事の進捗状況の報告がありました。
「玄関土間・外構は未完です。後日室内のレタッチ作業をするので、気づいた点がありましたら、教えてください」



検査を受ける現場スタッフは、自分の仕事の仕上がりを評価されるわけですから、ドキドキするものだと思われます。検査する側からも緊張感を感じられましたが、楽しい部分も色々ありそうな雰囲気でした。

自分以外の大工が仕上げた家具の納まりをチェックしたり……


普段なかなか使わないフロア材や壁クロスなどの仕上げ材を見たり……



自分の住む家にもあったらいいのに、と憧れる洗濯室を見たり……



他の人の仕事から学ぶことって、けっこうありますよね!





検査終了時刻になりました。工事一課課長・佐藤から「検査官のみなさん、コメントをお願いします」と、声が掛けられ、検査員が各々のチェックポイントを述べていきます。

「準防火地域ということですが、リビングは網入りのガラスを避けられたのが好印象」
「住宅への浸水被害が心配されるこの頃ですが、高基礎なので安心感がある」
「計画中に担当設計士がたくさんのクロスサンプルを取り寄せていたのでどのような室内になるか興味があったが、意外に落ち着いた印象にまとまっている」
「ウォークインクローゼットの中に照明スイッチが入っていたので、日常使用時にスイッチの切り忘れがないか、心配」

などという意見が上がりました。



社内検査は、おおむね好評を受けたうえで、終了しました。とはいえ、工事はまだ続きます。私が楽しみにしている玄関土間も、近々施工予定です!