Interview

劇団員から平成建設へ

ー前職はどのような仕事をされていましたか?

前職は、都内の劇団で17年間、劇団員をしていました。大学卒業後、演劇の道に進みたいという幼いころからの想いを断ち切れず、俳優養成所で演劇について学びました。いくつもの舞台に立たせていただき、演じることの楽しさと厳しさを日々感じながら過ごした17年間でした。今は本当にいい思い出です。

ーなぜ転職しようと思ったのですか?

出産がきっかけの一つとなりました。巡演に出られなくなり、それまでのように舞台に立てないストレスもありましたし、経済的に将来を考えると転職するときが来たのかな、と。主人も同じ演劇の世界で生きる人だったので、経済面の不安は大きかったんです。

建設業界!?

ー平成建設に転職したきっかけはなんですか?

全国から様々な人が集まる平成建設の中でも、前職が劇団員というのはかなりの変わり種かもしれません(笑)。
当時、転職サイトを活用していたのですが、私の履歴書ページに平成建設からの閲覧履歴が残っていたんですよね。「なぜ建設会社が?」と不思議に思い、会社について調べてみました。そこで「内製化」で建設業界に新しい風を起こそうとしているところに惹かれました!でも正直、転職活動を始めたころは、まさか自分が建設業界にいくなんて夢にも思いませんでした。

芝居も営業も同じ「ものづくり」

内製化に魅力を感じて面接をうけましたが、業務内容を詳しく聞き、~億円という規模感が私の想像をはるかに超えていたため、その場で内定辞退させてもらおうと思いました。でも、そこで秋元社長に「億なんてすぐ慣れるって」と力説されて。もともとのんきな性格だったので「そっか…慣れるのか…」と思ってしまったんですよね(笑)。今となっては笑い話ですけど、実際にこの大きな額に慣れるのに随分苦労しました。財布の小銭を一生懸命数えるような生活をしているのに、いきなり億という額はやはり中々馴染めませんよね。
でも今は、芝居するのも営業するのも私にとってはあまり変わらないと思っています。「ものづくり」という点では、携わるポジションこそ違え、芝居をつくるのも建物をつくるのも同じだと思っているので。大勢の専門職の方々が知恵をしぼっていいものを創ろうとする、その瞬間のエネルギーが好きです。

ー平成建設ではどのような営業活動をしていますか?

私は主に事業系のお客様への営業活動をしています。建築の金額が大きい上、個人のお客様が多いため、お客様が決断されるまで時間が必要という点は大変です。しかし、だからこそやりがいのある仕事だと思っています。

お客様との相性もありますが、自分で通うと決めたお客様のお宅へは1、2ヵ月に一度のペースで再訪させていただいてます。建築を考えている方にはもちろん、提案や市場性などのお話をしていますが、まだ全く考えていない方とはもっぱら世間話をしてますね。その世間話から何かがうまれる場合もあったりして…。それが直接仕事につながることは中々ありませんが、お客様の人生が垣間見えたり、知らないことを教えてもらったり、楽しい時間です。仕事をしていて、この時間が本当は一番好きかもしれません。さらに契約していただき、感謝の言葉を頂いた時はやりがいや喜びを強く感じることができますよ。

ー営業活動をする上で苦労された点はありますか?

契約していただくためには沢山のプロセスがありますし、事業系となると競合他社がいることもよくあるので、いつもドキドキはらはらしています。
競合他社ではなく、平成建設を選んでいただくために、職人集団である平成建設ならではの「良さ」をお客様により深くご理解いただくことが大切です。ここで、どこまでお客様に魅力を伝えられるかということが一番重要だと思います。私自身は現場を経験しているわけではないので、想像力を働かせてアピールしています。足りない部分は現場経験のある社員を質問攻めにして教えてもらってきました(笑)。平成建設の社員に知らんぷりするような人はいません。周り人のサポートがあったからこそ営業活動ができました。

子育てをしながら働く

ー子育てをしながらの働き方を教えてください。

子どもがまだ5歳の時に転職したのですが、当時は保育園の送迎を他の方に頼むなど、サポートしてもらいながらの生活でした。自分一人では仕事と子育てを両立していくことはできなかったと思います。同世代の子どもがいる上司の部署に配属してもらったので、家庭の状況をよく理解してもらえていました。子育てに理解ある環境が整っていたので本当に助かりましたね。周りの方々には感謝しかないです。

素直さとバイタリティー

ーどんな方が平成建設で活躍できそうですか?

どんな業界もそうだと思いますが…。素直さとバイタリティーを持つ方が活躍できるのではないでしょうか。社内でも社外でも、とにかく可愛がってもらえる要素って大切ですよね。年齢に関わらず「新人」なんですから。

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