福井県の築100年を超える古民家から大量の古材を仕入れ、新築住宅の梁や柱として再構築したお住まい。

【 2020年 グッドデザイン賞受賞 】
設計：日影良孝建築アトリエ 一級建築士事務所
施工：株式会社 平成建設

大きな木製の掃き出し窓によって外の空間と心地よく繋がる土間ダイニングのあるお住まい。インテリア性の高いNORNの薪ストーブを設置し、住まいの中心には螺旋階段を設けています。

［ 設計士の自邸 ］

渡り腮（あご）で組んだ軸組に、板倉の壁を組み合わせた構造を採用したお住まい。一つひとつ大工が手刻みで加工した材は、プレカットの材では味わえない木の本質を楽しむ贅沢さがあふれています。

目にとまる場所には趣のある古材を使用していますが、建物の強度はSE構法の構造材によってしっかりと確保し、高い耐震性能を誇った伝統の継承と刷新がテーマのお住まいです。

【 2011年 グッドデザイン賞受賞 】

２つの世帯を上下階ではなく南北で分け、吹き抜けを持つ土間空間で緩やかに繋いだ二世帯住宅。 大開口によって庭と繋がる土間は、畑作業をする際の休憩所として、皆が集まって食事をする空間として、多目的に使える共有スペースです。

高台にある敷地を活かし、LDKや浴室を眺めの良い２階に配置したお住まい。特にLDKの大開口は眼前を遮るものがなく、海と空がどこまでも広がる開放感にあふれています。

古都鎌倉の風景になじむ、落ち着いた佇まい。焼杉と蔵戸を採用し、建物の随所に用いたアンティーク建具により、新築でありながら昭和初期のレトロな懐かしさが漂うお住まいです。