WORK 35

木の質感を活かす家

築19年の在来木造2階建てのお宅。1階は奥様の夢だったという格子天井をはじめ、各所に大工の技が光る和風のリノベーション。2階はYチェアやルイスポールセンの照明といった北欧の巨匠の作品を設えた欧風の空間にリノベーション。それぞれの世帯のこだわりを反映させた、二世帯住宅のトータルリフォームとなりました。

建築データ

  • 構造

  • 所在地

    静岡県沼津市
  • 築年数

  • 階数

    2階建て
  • 建築面積

  • 世帯数

    二世帯
  • 性能

ドアを新しくした玄関

玄関・土間 Entrance and doma

ドアが新しくなり、使い勝手が良くなった玄関。表札は、大工が無垢材に名前を彫ったものを設置している。

各天井を採用した玄関

玄関・土間 Entrance and doma

玄関には奥様の長年の夢だった、格天井と松の腰壁を大工が造作。各所に間接照明を設け、効果的なライティングを計画した。

既存下駄箱をそのまま採用した玄関

玄関・土間 Entrance and doma

松の腰壁の上に既存の下駄箱を配置。お気に入りの季節ごとの絵画を飾り楽しむ。

大工の手仕事が映える廊下

廊下・ホール Hall

松の腰壁が続く廊下も、大工の手仕事が映えるおもてなしの空間。

ヨーロピアンオークの床材が印象的なダイニングキッチン。

ダイニング Dining

ヨーロピアンオークの床材が印象的なダイニングキッチン。造作家具のベンチは座面下に収納空間を設け、機能性も兼ね備えている。

ナラ材で製作したダイニングテーブル

ダイニング Dining

ナラ材で製作したダイニングテーブルは、肌触りも良い逸品。厚みを抑え、すっきりとした印象に仕上げている。

キッチン横のニッチ

インテリア Interior

キッチン横には小物を飾ることができるニッチを製作。テレビコーナーの後ろには調湿性・消臭機能に優れたエコカラットを採用。

カバザクラの床材を採用した寝室

和室 Japanese style room

寝室は和室から洋室へと変更。寝室の床材にはカバザクラを使用し、ダイニングとはまた違った印象に仕上げている。

無垢のチークのドアを採用した子世帯玄関

玄関・土間 Entrance and doma

2階に玄関・キッチン・浴室などの水廻りを設け、二世帯に。外階段から上がった2階の玄関には無垢チークの玄関ドアを採用。

小窓を設えた玄関

玄関・土間 Entrance and doma

新設した2階玄関には、小窓とニッチ、その下に下駄箱を配置。

小窓から除く飼い猫のシロ

インテリア Interior

小窓からは飼い猫のシロが出迎えてくれる。

勾配天井を採用した廊下

廊下・ホール Hall

廊下は勾配天井を採用。高い天井が空間に広がりを与える。

ヘリンボーンの床を採用した子世帯リビング

リビング Living

和風の1階に対し、2階の子世帯は北欧風に。リビングは無垢のヨーロピアンオークをヘリンボーンに貼った床が印象的。

天井高が高く開放的なリビング

ロフト Loft

リビングは天井は、複雑な形状の勾配天井。単世帯で暮らしていた住まいを二世帯住宅にするため、使えるスペースは有効活用し、小屋裏をロフトスペースとして空間に変化をつけている。

リビング Living

リビングに設けたロフトからの眺め。今まで使われていなかったバルコニーをリビングの一部に取り入れるため、 ワイド開口サッシを採用。明るく広々としたリビングとなった。

大工が製作したテレビボード

インテリア Interior

Yチェア、ルイスポールセンなどの北欧家具に合わせて、テレビボードは当社にてデザイン・造作している。

ロフトのある洋室

ロフト Loft

暗く、狭い印象だった洋室をロフトのある開放的な洋室に。無垢オークの床が温かみのある空間。

バスルーム

洗面・浴室 Sanitary

クリアなガラスドアにより、スタイリッシュで開放的なバスルーム。

無垢オークの製作洗面化粧台

洗面台 Vanity

無垢オークのカウンターとタイルが清潔感のある洗面化粧台。ブラックの丸いタオルかけをアクセントに。

  • 設計

    角谷 由美

  • 大工

    油谷 友弥