漆を施した床の間の地板
  • 2017
  • 地板
  • 基材:合板 仕上げ:木地呂

設計士より

導入の理由
高級な美術品などを展示することもある地板。美術品などが映えるためには、良い引立て役となる素材である必要があると思い、美術品と喧嘩せず調和できる素材として「漆」が最も適していると思った。

建築意匠に取り入れてみて
「漆」と一言でいっても下地や仕上げ方法でその表情はどれも大きく異なり、設計者としてはいくら試してもあきることがない素材です。歴史ある素材であるにも関わらず、まだ多くの可能性を秘めており、空間に応じて様々な提案ができそうなので、今後も積極的に設計段階で取り込んでいきたいと思います。
選択肢のなかに「漆」ができたことは今後大きな強みになると感じました。

和知 祐樹 Wachi Yuki
平成建設 デザインアトリエ

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