リノベーションを機に座卓や床の間の地板に漆を施した和室
  • 2016
  • 和室:座卓・地板・違い棚
  • A-house renovation 基材:ケヤキ 仕上:拭き漆/透、黒

上質な和の空間をコンセプトにした住宅のリフォーム。
お客様をお迎えする和室と廊下に漆を取り入れました。
和室中央の座卓、床の間の地板には「拭き漆」を採用。拭き漆は、空間の調和を整えるのと同時に、各素材の個性も引き出すことのできる伝統的な技法です。
また、廊下の置き床には赤の「布目塗り」を採用しました。
布目の表情の柔らかさに加え、白を基調とした空間に漆の赤が映え、モダンな印象に仕上がりました。


設計士より

導入の理由
世田谷ショールームをご案内している際に、ぜひ取り入れたいとの要望をお施主様から受けました。
和室を作りたいという要望から、上質なものをご紹介するためパース作成と合わせてご提案。家具の材木を探しに沼津本社に行った際、大工の加工場や漆工房をご案内し制作の場を見学しました。

建築意匠に取り入れてみて
漆の様々な表現方法を取り入れられたので、見ごたえのある空間になった。
特に手に振れやすい座卓は仕上がり感も含め大変満足されているようで、こだわった木材の木目がよりきれいに仕上がったという印象でした。他社には出来ない建築技術だと感じています。

宮下 紀子 Miyashita Noriko
平成建設 世田谷支店 設計課

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